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「アイツが嫁だったらよかった」妻を見下し幼なじみを褒める夫。妻の座を譲ったところ地獄がはじまる!

  • 2024.9.19

夫には、本人いわく「性別を超えた親友」という幼なじみの女性・リカコさんがいます。結婚前からデートに同伴することも多く、結婚してからも頻繁に家にやってきます。リカコさんはいつでもきれいでいることをモットーにしているとかで、いつもメイクも服装もバッチリ決めています。夫はいつもそんなリカコさんを褒めちぎり「おまえも見習え!」と言うのです。その割にリカコさんは、爪が割れる、手が荒れるなどと言い、家のことはやりません。わが家でもただ座っているだけ。リカコさんを見習ってもいいけれど、家のことを私がやらなくなったら困るとは思わないのでしょうか。

夫と幼なじみの茶番劇

ある日仕事から帰ると、いつものように夫の横にはリカコさんの姿。ここ1年リカコさんがやってくる頻度が増しています。

夫は、疲れて帰ってきた私を見てため息をつきます。「せめて身なりを整えてから会社を出れば? リカコはいつもちゃんとしてるよ。リカコみたいにセンスがよくて女子力が高い人が嫁だったらよかったなぁ~!」と夫。この言葉は、私の愛情を冷ますのに十分すぎました。

リカコさんは夫の言葉に顔を赤らめながら「も~! そんなこと言ったら奥さん泣いちゃうよ~」と言いつつ嬉しそう。バカバカしい茶番劇に呆れてしまいます。

離婚を決意したワケ

結婚してから半年、私なりに頑張ってきました。仕事を続けたいという私の希望を受け入れてくれた分、夫が苦手な家事はすべて引き受けてきました。もちろん、たまには外食やお惣菜で済ませてしまうこともあったけれど、私の料理が好きだと言ってくれた夫のために、できるだけ毎日手作りしていたのです。


結婚当初は感謝の気持ちを口に出してくれていた夫も、リカコさんが頻繁に来るようになってからは、私の存在など目に入っていないかのように食事をします。それなのに、女子力が足りない、センスがないと見下されるのは、納得がいきません。

モヤモヤと考えた末、私のなかで離婚の覚悟が決まりました。仕事を早退して役所へ行き、離婚届を手に入れた私は、すぐに記入して夫の帰りを待つことに……。

しばらくして夫が帰ってきたのですが、なんとリカコさんも一緒です。私は話が早いとばかりに離婚届を差し出し、夫に記入するように促しました。

目の前で繰り広げられる「新婚ごっこ」

離婚届を目の前に、夫は意外にも顔面蒼白。ノリノリで記入すると思っていただけにビックリです。しかも「離婚なんてしたくない……!」と泣き出す始末。まさかの展開に、私のほうが動揺してしまいました……。


すると、リカコさんは「え! 最高じゃん。私が妻だったらよかったって言ってたよね? 私、この家に引っ越してくるから再婚しようよ!」と満面の笑み。いそいそとキッチンに立ち「あなた、おかえりなさい♡」と新婚ごっこを始めました。

思った通り、リカコさんは夫に気があったようです。


しかし、夫は土下座で離婚撤回を懇願してきました。夫いわく、私に嫉妬をさせたくてリカコさんを持ち上げるような発言をしただけで、本心はまったく違うとのこと。本当に愛しているのは私だけと泣き出してしまいました。


たとえ夫の言う通りだったとしても、妻を試すようなことを半年近く続けてきたことは許せません。今後、夫婦で問題が起きるたびに同じような行動を取られるかもしれないと思うと、とてもじゃないけれどやり直す気にはなれませんでした。

何もできない花嫁

私たちのやりとりを不服そうに聞いていたリカコさんは、夫に向かって「嘘つき」だの「婚約破棄で慰謝料を請求してやる」だの、あれこれ叫んでいました。

2人の女性から同時に責められるという状況に耐えられなくなったのか、夫はやっと離婚届に記入。私はそれを預かり、夫とリカコさんを残して家を出ました。

その後、離婚届を提出して無事に離婚が成立。夫はリカコさんに押し切られる形で再婚したそうです。

しかし、再婚後にわかったのはリカコさんの家事力の低さ。特に料理は壊滅的で、生焼けの魚を出したり、塩と砂糖を間違えたり……食べられたものじゃないのだとか。2人とも洗濯も掃除もできないので、家の中が散らかるのも時間の問題でしょう……。

女子力があっても家事力がないと生きていけません。私は助けを求められる前に、2人からは一切の連絡が届かないようにすべてブロック。引っ越しと転職を済ませ、今はおひとりさまの生活を楽しんでいます。

自分の気持ちは、ちゃんと言葉にしないと相手には伝わりません。たとえどんな意図があったとしても、人を試すようなことはしないほうがいいですね。

駆け引きなどせず、真っ直ぐお互いの気持ちを素直に言い合うのは、パートナーといい関係を築くためにとても重要なことではないでしょうか。

【取材時期:2024年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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