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グルマン温故知新:下北沢〈meso〉スパイス使いで魅了する大人の創作系ビストロ

  • 2024.9.19
下北沢〈meso〉ひよこ豆粉のタルトガレット

下北沢〈meso〉

スパイス使いで魅了する大人の創作系ビストロ

ジャンルレス&ボーダレスをコンセプトに掲げるこちら。「ヴィーガン、フィッシュラバー、ミートイーターと幅広い嗜好の方々も楽しんでいただけます」とは、原島正幹さん。都内のホテルレストランで料理人キャリアをスタートし、フードスタイリストや店舗プランニングを経て渡豪。多国籍都市シドニーを拠点に料理の腕と感性を磨き、このたびシェフに就任した。

下北沢〈meso〉ひよこ豆粉のタルトガレット
ひよこ豆の粉を使った生地は、甘みのあるタルトと薄く焼き上げるガレットのいいとこ取り。千葉県旭の生産者〈宮内農園〉から直送される新鮮で味の濃い野菜をたっぷりと。いろいろな調理法や味つけが一皿で楽しめる満足度を高めたヴィーガン、ベジタリアンメニューのメインディッシュ。3,300円。
下北沢〈meso〉ルーミート クミンとスパイスの焼き
鹿肉に似た味わいでクセがないカンガルー肉=ルーミートの部位はサーロインを使用。中国醤油と白ワインに漬け込み、しっとりと焼き上げる。クミンをベースにしたスパイス使いで、食欲を倍増させる。2,200円。
下北沢〈meso〉〆のポークライス“カルニータス”
豚肉を豚のラードで低温調理したメキシコ料理。本場ではトルティーヤで包むところ、バスマティライス、ジャスミンライス、あきたこまちの3種類をブレンドし、昆布、ショウガ、日本酒で炊いたご飯を添えて。1,980円。

野菜、魚、肉、季節の果実と、メイン、〆で構成するメニューはフレンチをベースに珍しい食材、ナッツやスパイスを多用。例えばオーストラリアのジビエ、カンガルー肉はクミンを効かせてトッピングには中国・湖南のスパイシーなカシューナッツとパクチーを。メキシコ料理カルニータスも原島さんの手にかかれば、ご飯との相性が抜群なポークライスにアレンジ。誰もが知っている味にひとひねり加えるのがこちらのスタイルだ。

下北沢で、ちょっとした海外旅行気分を満喫できる一軒。

元バンドマンで調理学校の講師も務めた原島さん
原島さんは元バンドマンで調理学校の講師も務めた。
下北沢〈meso〉の内観
カウンターを中心に入口付近には大テーブルも。子供や犬連れに最適。

Information

meso

〈メソ〉
住所:東京都世田谷区北沢3−30−3 下北沢シャモット1F|
TEL:03-6407-0369
営:17時〜21時30分LO(土・日・祝15時〜)。
休:水曜・木曜休

小田急小田原線・京王井の頭線下北沢駅東口から徒歩3分。2024年5月30日オープン。ワンドリンク制。グラスワインは常時20種類ほど。すべて880円で銘柄によって40㎖、60㎖、80㎖と量を変えて提供。ピクルスやマリネ、リエット、テリーヌ、チーズなどつまみも豊富で、5種盛り合わせ2,480円、8種盛り合わせ3,630円も。

ビール900円、グラスワイン880円、ボトルワイン6,000円〜。アラカルト1,430円〜、おまかせコース6,600円、8,800円。カウンター16席、テーブル1卓8席。

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