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リメイク版『エマニエル夫人』の予告編、「官能的すぎる」と話題殺到!?

  • 2024.9.19

シルビア・クリステル主演の大ヒット官能映画『エマニエル夫人』から半世紀経った今日、新たな映画化作品がついにフランスで公開される。主演はフランス女優のノエミ・メルランだ。

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映画『Lee』のプレミアに登場したノエミ・メルラン。(2024年9月3日、ロンドン)photography: REX/Aflo

監督は『あのこと』(2021年・第78回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞作品)を撮ったオドレイ・ディワン。今回の映画化では欲望と快楽を取り戻そうとするエマニエルに焦点が当てられている。香港の高級ホテルでカスタマーエクスペリエンス評価を担当するヒロインはある男性と出会う。彼とのすれ違いが続くうちにエマニエルは、忘れていた感情がわきあがってくるのを感じる。監督は、高級ホテルの人工的な快適さと管理された環境で生き続けるうちに、仕事や成果主義にがんじがらめになって窒息状態の女性を描き出す。

ノエミ・メルランはちょっとした眼差しや動作で情熱的にも冷淡にもなり、ほろりとさせたり、ぞっとさせたりすることのできる女優だ。今回、自分探しをするヒロインを完璧に体現している。入念に練り上げられた脚本には、監督作品『わがままなヴァカンス』で女性の性欲メカニズムを見据えたレベッカ・ズロトヴスキが協力している。オドレイ・ディワン監督は性の自由をジェンダーと社会の問題を映し出す鏡として捉え、男性の欲望の対象であったエマニエル自身を主題に据えた。自分の肉体を取り戻した新たなエマニエル伝説の始まりだ。

『Emmanuelle(原題)』オドレイ・ディワン監督、ノエミ・メルラン、ウィル・シャープ、ナオミ・ワッツ出演。2024年9月25日、フランス公開。

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