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ウエイト付きフラフープを2週間やってみた結果

  • 2024.9.23

ウエイト付きフラフープのメリットもご紹介。

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Phawat Topaisan

ウエイト付きのフラフープに世界中で注目が集まっている。
場所を取らず、比較的安くて分解可能なウエイト付きフラフープは、宅トレの強い味方。好きなときにいつでもできるだけでなく、年齢やフィットネスのレベルに応じて内容も簡単に変えられる。衝撃が少ないので、階下への騒音が気にならないのも大きなメリット。今回はイギリス版ウィメンズヘルスより、今気になるフラフープエクササイズのメリットや、実際に2週間試してみた結果をご紹介。

Phawat Topaisan

ウエイト付きフラフープはエクササイズとして効果的?

ひとことで言えばYES! ウエイト付きフラフープを使ったエクササイズには、それなりのメリットがある。ただし、ここでするのは昔ながらのフラフープに関する話。フラフープを回しながら、ショルダータップやダンスをする上級者向けの話じゃない。
ウエイト付きのフラフープには以下の効果があるとされる。

Jeremy Rice

フラフープの5つのメリット

1.体幹を強くする
フラフープを回し続けるには体幹を使う必要がある。そのためフラフープでは、腹筋、腹斜筋、腰の筋肉が強くなる。

2.姿勢とバランスが良くなる
体幹の筋肉が強くなれば、姿勢と体のバランスも全体的に改善する。

3.下半身の筋肉が強くなる
フラフープならではの前後・左右の動きによって、臀筋、ハムストリングス、大腿四頭筋、ふくらはぎも強くなる。

4.股関節と脊椎が柔らかくなる

5.循環器系の健康が改善する
一度コツをつかんでしまえば、それなりの有酸素運動になる。

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フラフープでウエストは細くなる?

フラフープが落ちないように超ハイスピードで腰を回せば、カロリーが消費され、腹筋が強くなる。でも、ウエストサイズには体脂肪、ストレスレベル、睡眠といった他の要素も関係している。フラフープが楽しくて運動量が増えたなら、その副作用として体型が変わることはあるかもしれない。

Zero Creatives

初心者がウエイト付きフラフープを使うには?

フラフープの重りによる抵抗は、筋力強化に効果的。でも、最初のうちはフォームにフォーカスしよう。重たいフラフープは勢いが付きやすい分、落ちにくい。でも、ウエイトが1kgを超えると、ちゃんと回せなくなるかもしれない。

最初は軽いフラフープで練習し、動きをマスターしてからウエイトを上げていこう。初心者にオススメなのは直径が大きいフラフープ。それほど早く回す必要がないので、回数を増やし、体幹を徐々に強くしていける。どんなエクササイズも1日数分から始め、徐々に時間を伸ばしていくのが一番安全。そうすれば、フラフープであざができることもない。

Women's Health

ウエイト付きフラフープを試してみた!

イギリス版ウィメンズヘルスのライフレポーター、ファイマ・バカールがウエイト付きフラフープを2週間試してみた結果をリポートしてくれた。

ファイマが試したのは、『Swiss Activa』というメーカーのウエイト付きスマートフラフープ。届いたセットには、ウエストサイズに合わせて直径を調節できるフラフープ、運動時間と消費カロリーを表示するためのモニター、そしてしずく型の重りが付いていた。目標は1日30~40分のエクササイズを2週間続けること。

大事なのは、フラフープを腰から落ちないくらいのサイズにすること。付属の重りは422g。

フラフープ2週間チャレンジの結果は?

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ウエイト付きフラフープは普通のフラフープと全然違う。最初のうちは自分で笑ってしまうほど回せなかった。普通のフラフープと同じように体を動かせばいいと思っていたけれど、このフラフープは重たい上にウエストにフィットしているので、死に物狂いで回そうと思っても回せない。でも、ある日、フープに付いている重りを空中に放り出してから回せばいいことに気づいた!

パーソナルトレーナーのアンソニー・マリタートによると、ウエイト付きフラフープのコツは一定のペースで小さな円を描くこと。「一定のリズムを刻めば、フラフープの勢いが保てます。また、重りの紐を長くすればするほど、難易度が高くなります。スマホのメトロノームアプリやリズミカルな音楽に合わせて回してみるのもいいでしょう」


フラフープの説明書によると、結果を出すために推奨される使用時間は1日30~40分。でも、最初の2日は手こずった分、実際に回していたのは15分程度だった。マリタートいわく、使用時間が必ず30~40分である必要はない。「理想的な使用時間は目標次第。心臓や血管を強化したいなら1日10分、できるだけ早く回してください。腰の筋肉をほぐしたいなら1日2分が理想的です」

使えば使うほど上手くなった一方で、単調になったのも事実。フープの重りがレールを回る音が気になって、テレビには集中できない。でも、ヘッドフォンで音楽を流したら、エネルギーとモチベーションが湧いてきた。

「30~40分回したいときは、テンポの異なる曲でプレイリストを作っておくと飽きにくいと思います。好きなテレビ番組を観たり、ポッドキャストを聴いたり、オンラインのレッスンを受けたりしながら回すのもいいですね」とマリタート。

このチャレンジ期間では、通常のジムのワークアウト(週2~3回のダンベルエクササイズ)と1日1万歩のウォーキングにプラスして、ほぼ毎日フラフープを使ったけれど、体に変化は見られなかった。ウエストサイズは変わらなかったし、特段フィットになった感じもしない。でも、チャレンジ期間中の出張でフラフープを3~4日使わなかったことが影響した可能性はある。

マリタートいわく、体の見た目を変える秘訣は、バランスのよい食生活とエクササイズを長期的に一貫して続けること。

「ウエイト付きフラフープだけで体脂肪は減らせません。栄養面にも目を向ける必要があります。でも、ウエイト付きフラフープの楽しさから運動量が増え、なかなか出なかった成果が出ることは考えられます。成果が出るまで続けられるのは、自分が楽しいと思えるワークアウトだけですからね」

「フラフープを続けていれば、腰の痛みやコリが和らぎ、体幹の筋肉がより活性化する可能性もありますよ」

ウエイト付きフラフープは、とても挑戦しやすい有酸素運動。どうしてもジムに行く気がしないときは、代わりにフラフープをすればいい。“ながらエクササイズ”にも向いていて、私も実際に音楽やポッドキャストを聴きながら回していた。重りはゴム製なので、自分の体やアパートの壁に傷が付くこともなかった。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

※この記事は、当初2020年に公開されたものを再編集しました

Text: Courtney Smith Translation: Ai Igamoto

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