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陣痛が来て1人でタクシーに乗ると運転手さんが「え、付き添いは?」病院へ行くと言うとまさかの行動に

  • 2024.9.19

次男を妊娠していたころ、里帰り出産のために自宅から遠く離れた実家に帰省していたときの話です。「出産予定日は2週間後だし、まだまだ大丈夫」と思っていたのですが、夕飯を食べたあとからなんとなくおなかに痛みを感じました。しかし私は「もしかして陣痛? でも何か違うような……。おなかが張ってるだけかな?」くらいに考え、「お母さんは車の運転ができないけど、もしものときは妹に車を出してもらえばいいかぁ」とのんきなことを思っており……。

付き添いなしの私に、運転手さんが…

妹は夜勤の仕事をしていたのですが、妹が出勤する時間帯にはまだ全然おなかの痛みは平気だったので、仕事へ送り出しました。しかし、だんだんと痛みが強くなってきて、「これはやっぱり陣痛だ……!」と、慌てて妹に電話をかけます。当然ですが、妹は仕事からすぐに帰宅することはできなかったので、とりあえずタクシーを呼んで病院に向かう準備をすることに。しかしよく考えてみると、2歳の長男を母にお願いするとなると、私はタクシーでひとりで産院に行かないといけません。仕方ないので、痛みを堪えながらひとりでタクシーに乗り込みました。

運転手さんに「陣痛が来ていて……。病院までお願いします」と伝えると、やさしく励ましてくれて、病院についたときも付き添いのいない私を気づかって、受付まで送ってくださいました。まさか受付まで付き添っていただけるなんて思っておらずびっくりしましたが、運転手さんの心づかいがとてもありがたかったです。

無事出産を終えたあと、看護師さんたちには「タクシーの運転手さんがいい人だったからよかったけど、付き添いなしではやっぱり危ないよ。とにかく無事でよかったね」と言われました。確かに仕方なかったとはいえ、陣痛が来ているときにひとりで行動するのはよくなかったかなと反省。ひとりで行くことにならないよう、事前にもっとシミュレーションをしておけばよかったです。何事においても、先のことを考えて備えておくことは大切だと改めて感じた出来事でした。

著者:山梨 さおり/40代女性・パート

大学生2人、高校生1人の母。三兄弟なので毎日大忙しだが、楽しく過ごしている。

作画:赤身まぐろ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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