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業スー限定の『麦焼酎 長期甕貯蔵』を酒呑みがチェック! まろやかクリアにちょっと不思議な心地アリ

  • 2024.9.18

業務スーパーのお酒コーナーで『麦焼酎 長期甕貯蔵』は見かけたことありますか? そのまんまな商品名と「業務スーパー」のロゴがど〜んと踊るラベル。まさに業スー限定の一本です。

甕(かめ)で熟成させる製法のためか、輪郭はあくまでクリアなのに、不思議とまろやかなコクもある味わい。すこしクセがあるので、あくまで酒呑み向けの選択肢かもしれません。



『麦焼酎 長期甕貯蔵』の価格・内容量は?

『麦焼酎 長期甕貯蔵』は1,042円(税込、税抜948円)で販売中。内容量は720ml。製造・販売は櫻の郷酒造(「無月」などの銘柄で知られる焼酎蔵)。

「業務スーパー限定品」と記載されていますが、詳しい商品説明はありません。プライベートブランドではないようなので、流通を業スーに限定した止め型品でしょうか。

コスパ(単価)は100mlあたり約145円。『芋焼酎 甕貯蔵黒麹仕込み』(720ml・1,042円)という姉妹品もラインナップされており、そちらと同価格・同ボリュームになります。

アルコール分は?

アルコール度数は25度。しっかり高めですね。品目は本格焼酎(単式蒸留焼酎、焼酎乙類)です。ちなみに原料の麦はオーストラリア産を使用とのこと。

ロックなら爽やか、ストレートだと不思議なバランス

本格焼酎らしい香りとコクはちゃんとあるのに、甲類焼酎のようなドライな印象も強め。中途半端に感じやすいものの、酒呑みならじわじわとハマれるタイプのおいしさと言えます。

ストレートだと麦由来の甘い香ばしさ。果実系の華やかさは感じない、カラメルや糖蜜を思わせる厚みのあるまろやかさです。ほかに分かりやすい味のポイントがないので、最初は甘ったるく感じがちですね。

全体的には澄んだ旨みで、そのぶんキレは弱め。アルコールの刺激も控えめです。すっきり感とまろやか感の均衡が独特で、焼酎初心者だとクセっぽくて飲みづらいかも。爽やかな印象にまとまるので、ロックから飲み始めるのがおすすめです。

ちょっと変化球の焼酎を試したいときに

姉妹品の『芋焼酎』のほうが甘旨いパンチがあって、初心者でも飲みやすい味なんですよね。それに比べると本品は変化球。マズくはないけど、焼酎を飲み慣れた人でないとピンと来ないおいしさかも。

麦焼酎は業スーPBでも決定打の選択肢がないんですよね。たとえば『本格麦焼酎 麦嘉門』が合わなかったら本品を試してみてください。比較すると濃厚すぎない味わいなので、食中酒の候補にしてもいいかもしれません。

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