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アリーナライブに仕掛けたシャマラン・マジックとは?M.ナイト・シャマランが語る『トラップ』の大胆な試み

  • 2024.9.18

『シックス・センス』(99)、『オールド』(2021)をはじめ、オリジナリティあふれる設定と衝撃のストーリーテリングにより、約20年にわたって世界中の観客を魅了してきたM.ナイト・シャマランの最新作『トラップ』(10月25日公開)。前代未聞の巨大ライブ会場に仕掛けられた“罠(トラップ)”を描く本作より、もう一つのマジックに迫るシャマラン監督のコメント&主人公クーパーの新場面写真が解禁となった。

【写真を見る】M.ナイト・シャマランが『トラップ』に仕掛けたシャマラン・マジックについて語る

【写真を見る】M.ナイト・シャマランが『トラップ』に仕掛けたシャマラン・マジックについて語る [c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
【写真を見る】M.ナイト・シャマランが『トラップ』に仕掛けたシャマラン・マジックについて語る [c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

溺愛する娘と世界的アーティストのアリーナライブを楽しむ家族思いの父親、クーパーのもう一つの顔…。それは指名手配中のサイコな切り裂き魔だった。そして、この巨大ライブこそが彼を捕まえるため仕組まれた前代未聞の罠(トラップ)。クーパーが自分に仕掛けられたトラップに気づいた直後から誰もがこの映画を客観的には見られなくなる。もう一つの顔で行動を開始するクーパーは、自分の持てる力を総動員して脱出への糸口を見つけようと躍起に。アリーナコンサートのすべてがサイコな切り裂き魔の大脱出ゲームの舞台となるシャマラン・マジックによって、一瞬たりとも観客はスクリーンから目が離せなくなってしまう。

シャマラン監督にとって集大成となる『トラップ』は特別な映画体験をもたらす作品。監督は、「私の映画は、刺激的で、笑えて、衝撃を与えるような映画を映画館で体験してもらうための作品です。あるいは、少し居心地が悪くなるような感じや、考えさせられるような感覚も体験し、登場人物の意外な行動に驚いたりする。『彼がそんなことを!?まさか!?そうなる!?』。そんなふうにみんながいっせいに息をのむような瞬間が、映画館で映画を観ることの最高の魅力なのです。だから『トラップ』は映画館で観てほしい。きっと素晴らしい映画体験になるはずです」と説明する。前代未聞30000人のファンで埋め尽くされたライブ会場に仕掛けられたトラップを描く大胆な試みに挑んだ本作の演出には、かつてないシャマラン・マジックが仕掛けられている。

指名手配中のサイコな切り裂き魔を捕まえるため、世界的アーティストのアリーナライブに仕掛けられたトラップとは? [c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
指名手配中のサイコな切り裂き魔を捕まえるため、世界的アーティストのアリーナライブに仕掛けられたトラップとは? [c]2024 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

今回初披露された場面写真は、アリーナの客席からスタンド席を注視する主人公クーパーの姿を捉えている。緊張感に満ちた視点の先には切り裂き魔を追う警官たちの姿があるに違いない。この後、彼はどんな動きを見せるのか、期待が高まる一点だ。家族思いの父親とサイコな切り裂き魔、二つの顔を持つクーパーを演じるのは、監督からの熱烈オファーに応じたジョシュ・ハートネット。家族のために俳優業を休養していたハートネットは、第96回アカデミー賞にて作品賞を含む7部門受賞のクリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』(23)で物理学者を好演。ヤングスターから脱皮した名優がどんな演技を披露するのか、今後の活動にも注目が集まる。

騙すか騙されるか、トラップに隠された衝撃の真実を見破れるか?予測不能の騙し合いサスペンスがいま開幕する。

文/平尾嘉浩

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