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10年越しに知る「母の優しいウソ」…今でも思い出す悲しいできごと

  • 2024.9.21

このお話は、著者・人間まおさんが高校生のときに体験したできごとが描かれています。バイトへ向かう途中、車にひかれた猫に遭遇。迷わず動物病院へ連れて行くことを選びます。猫を助けたい一心で病院へ駆け込みますが、厳しい現実が待ち受けていました…。『ネコの日になると思い出すこと』をダイジェスト版でごらんください。

©人間まお
©人間まお
©人間まお

動物病院へ駆け込んだけど…

バイトへ向かう途中、車にひかれた猫と遭遇した まおさん。バイト先へ事情を説明し、迷わず動物病院へと向かいます。猫を助けたい一心で、必死に祈りますが、厳しい現実が待ち受けていました…。

獣医師に「もう助からない」と告げられ、連れて帰ることにします。ですが、まおさんはこのあとバイトへ行かなくてはいけません。そこで、近くの公園へ連れて行き、バイトの間は母に猫の様子を見てもらうよう頼みました。

そして、ようやくバイトを終え、急いで猫のもとへ向かいます。

猫のことが気がかりで

©人間まお
©人間まお
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バイトを終え、急いで公園へ向かいましたが、そこには猫の姿はありませんでした…。帰宅し母に事情を聞くと、公園に行ったときにはすでに猫の姿はなかったと言われます。

その後も、猫の行方が気がかりで、何度か公園の周辺を探しに行きましたが、猫を見つけることはできませんでした。

それから10年後。意外な真実が明らかになります。

10年後にわかった意外な事実

©人間まお
©人間まお
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母と兄が見に行ったときには、すでに猫は息を引き取っていたようです。10年たってから、真実を明かされました。ですが、母と兄が気遣った優しいウソでした。

本作では、車にひかれた猫と遭遇し、助けてあげられなかったツラい体験談が描かれています。10年たっても、猫のことを思い出すという まおさん。心に刻まれた、悲しい記憶です。

ですが、まおさんが猫のことを思い出すことで、猫はまおさんの心の中で生き続けているように感じます。また、最期の最期までまおさんに気にかけてもらい、必死に助けようとした人と出会えたことは、猫にとっては幸せだったように感じます。

改めて、動物の命を救う難しさについて考えさせられる作品です。

著者:ももこ

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