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【9月18日はハーベストムーン】初秋の夜空に煌めく月の意味とは?

  • 2024.9.18

2024年9月18日(水)の満月は「ハーベストムーン」です。“ハーベスト(英語:Harvest)“とは、穀物や果物の収穫や収穫期のことをいいます。そう聞くと、普段よりも大きく輝く満月を想像してしまいますよね。しかし、いつもの満月と変わりません。今回はそんなハーベストムーンの由来や意味、そして見ごろの時間帯についてご紹介します。

ハーベストムーンの由来や意味は?

8月の満月が北米の先住民族から「ハーベストムーン」と呼ばれているのは、農作物が収穫の時期を迎えるからだそうです。今は陽が落ちてからも、照明やトラクターなどを使って作物の収穫を行えますが、かつての農民たちは、月明かりを頼りに作物の収穫を行っていたとか。

なお、北米でも場所によって収穫される農作物が異なるため、アメリカ南西部のプエブロ族などは「コーンムーン」、五大湖近くに暮らすアルゴンキン族は「ライスムーン」と呼んでいるそうです。日本でも9月はお米が収穫の時期を迎えますね。

ハーベストムーンが見える時間は?

ハーベストムーンとなる月が満月を迎えるのは2024年9月18日(水)11時34分ごろ。とはいえ、17日の宵から18日の夜にかけては丸く見えます。

また、ここ数年「中秋の名月(※)」と同じ日に満月でしたが、2024年は1日異なります(2024年の中秋の名月は9月17日)。次に中秋の名月と満月が同じ日付になるのは2030年なのだとか! 結構先ですよね。

※「中秋の名月」とは、太陰太陽暦(1872年まで日本で使われていた暦)の8月15日の夜に見える月のこと

中秋の名月と土星が接近する!

ペガスス座

2024年9月17日(火)の夜空は、中秋の名月と土星が近くに見えます。満月に近い日は、とても空が明るいため、土星はやや見づらいかもしれませんが、お月見をする際は、土星にも注目してみてくださいね。

さらに9月の夜空は、夏の星座から秋の星座へ移り変わる様子が楽しめるのも魅力です。西よりの空には夏の大三角形、東よりの空には秋の四辺形があるため、ぜひ探してみましょう。

秋の四辺形とは、ペガスス座の「マルカブ」「シェアト」「アルゲニブ」、そしてアンドロメダ座の「アルフェラッツ」が形成する、ややゆがんだ四辺形を指します。

ギリシア神話では、この四辺形を神が地上を見る窓に、そして四辺形の中にある星を神の目と捉えていたそうですよ。

[参考]

国立天文台

浜松科学館

大日本図書

What Is the Harvest Moon?|Farmers’ Almanac

[All photos by Shutterstock.com]

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