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日本代表に0-7で惨敗の中国で“絶望論”…「協会内部にプロ意識ない」「帰化選手政策も失敗」

  • 2024.9.18
日本代表に0-7で惨敗の中国で“絶望論”…「協会内部にプロ意識ない」「帰化選手政策も失敗」
日本代表に0-7で惨敗の中国で“絶望論”…「協会内部にプロ意識ない」「帰化選手政策も失敗」

Text by 井上大輔(編集部)

日本代表は今月から始まったW杯アジア最終予選で2連勝を飾った。中国を7-0、バーレーンも5-0で撃破した。

一方、近年低迷している中国は、日本に歴史的惨敗を喫した後、サウジアラビアに1-2で敗れて2連敗している。

そうしたなか、中国紙『163』は、「中国代表のブランコ・イヴァンコヴィッチ監督が解任されない理由が明らかに」という記事を伝えていた。

「中国のクラブチームはAFCチャンピオンズリーグで好調なスタートを切った。

多くのファンは、それを日本とサウジに敗れた中国代表と比較している。イヴァンコヴィッチの現場適応力は、中国リーグの監督よりもさらに劣っていたという結論に至ったのだ。

イヴァンコヴィッチの指導能力は全員一致で非常に劣っていると考えられており、中国代表に多くの恥ずべき記録をもたらしたにもかかわらず、Beijing Youth Dailyの報道によると、中国サッカー協会は主に2つの理由から彼を解雇するつもりはないようだ。

第一の理由は、サッカー協会は中国代表のW杯予選での時間が非常にタイトなため、現時点で監督を交代することはできないと考えていること。

中国代表の最終予選は基本的に1カ月に2試合ある。10月には、アウェーでオーストラリアと、ホームでインドネシアと対戦する。そして11月には、アウェーでバーレーンと、ホームで日本と対戦する。

時間という言い訳でイヴァンコヴィッチの交代を拒否するなら、中国は敗退後にしか彼を交代できない。

2つ目の理由は、サッカー協会とイヴァンコヴィッチの契約に抜け穴があることだ。彼が解雇されたとしても、サッカー協会は違約金を支払わなければならない可能性が高い。

ある有名記者は、今回は中国サッカー協会が賢くやったと伝えていた。両者の契約には重要業績評価指標が含まれており、理想的な成績でなかった場合には解雇されても違約金を支払う必要がないというものだ。だが、その後、複数のメディア関係者が契約には抜け穴があるとしてそれを否定。契約書には両者に契約をめぐる衝突が生じた場合、中国の裁判所で解決すると明記されているようだ。だが、イヴァンコヴィッチ監督がFIFAに訴えれば、中国サッカー協会は100%敗訴するだろう。FIFAは自分たちの判断以外は認めないからだ」


「中国サッカー協会は外国監督の契約で相次いで大損をしているが、その主な原因は、その下で働いている人々がプロ意識に欠けていることである。中国サッカー協会のトップがどう変わっても、下で働いている人々は実は同じ。これらの人々がプロ意識に欠け、過去の失敗から教訓を学ばなければ、将来も同じ失敗を繰り返すかもしれない。

さらに、中国サッカー協会がイヴァンコヴィッチを評価するために使用する基準も、彼の退任を難しくしている。中国代表はW杯予選で日本に0-7、サウジアラビアに1-2で敗れたが、これが中国の真のレベルであり、予想通りの結果でもある。オーストラリアとのアウェー戦を含め、中国がまた惨敗しても、中国サッカー協会、さらにはFIFAも驚かないだろう。

したがって、中国サッカー協会がイヴァンコヴィッチの退任を望むなら、インドネシアとの試合を終えるまで答えは出ないだろう。結局、インドネシアは中国が勝点を獲得するための主な対戦相手のひとつと見なされている。ここまでインドネシアはオーストラリアとサウジと連続して引き分けた。このような結果から中国代表が彼らに勝つことはおそらく難しいだろう。

特に、インドネシア代表は現在、オランダ1部エールディヴィジでプレーする7~8人の選手を帰化させており、彼らはすべて絶頂期の若い選手である。

中国サッカー協会も帰化の道を選んだが、それ自体は早かったものの、やってくるのは遅かった。帰化政策のためにインドネシアが2026年W杯に参加するのであれば、それは中国サッカーにとって熟考する価値のある問題である。なぜ同じ方法で他は成功しているのに我々は失敗するだけでなく、後退さえしているのだろうか」

近年、インドネシアは帰化選手を増やすことで代表を強化してきた。

帰化選手によるチーム強化は中国のほうが先に取り組んできたが、そこでも差がついてしまったことを悲観しているようだ。

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