たった5分で立派な料理に！？レトルト《パックご飯》のアレンジがSNSで大ブーム

パックご飯のアレンジレシピが大ブーム

レンジでチンするだけで食べられるレトルトのごはん「パックご飯」のアレンジレシピがSNSを中心に大ブームになっています。そもそも「パックご飯」の需要自体がも、右肩上がり。パックご飯の大手メーカー「サトウ食品」（新潟市）の発表によると、2011年～2021年の10年で売り上げは約2倍になっているといいます。好調の理由に、新型ウイルス禍による急なライフスタイルの変化や、災害時の備蓄としての需要、海外での健康食ブームによる輸出の増加などが挙げられますが、電子レンジ調理などの簡便、時短調理等の家庭内での調理ニーズも多様化があったことが挙げられています。

炊飯の手間がいらず、時間がない時にとても便利なパックご飯ですが、そのままだと少し味気なく感じることもありますよね。ネット上では、パックご飯のアレンジレシピが多数挙げられており、「簡単に再現できておいしい」と、今、ネット上で大きな話題になっています。

「カルボナーラ風リゾット」や「炊き込みご飯」が簡単に作れる！

2024年8月21日、JA全農米穀部の公式アカウント・【JA全農】NO RICE NO LIFE（@noricenolife17）がXに「可能な限り火を使わずに、この夏を乗り切るための、パックごはんアレンジ一覧です。」というコメントに添えられた写真を投稿。その画像には、12ものアレンジレシピが並びます。

12のレシピの中でも、3.2万いいねがつくほど人気を集めたレシピが「カルボナーラ風リゾット」アレンジ。「一人ごはんのとき、ご飯が少し足りないとき、寝落ちして炊き忘れたとき…便利なパックごはんを使って、リゾット」と呼びかけ、レシピを紹介してます。

まずはパックご飯を表示時間通りに電子レンジで加熱後、牛乳を大さじ3回し入れます。続いてベーコン、しめじ、ピザ用チーズをひろげたら塩コショウ。あとはラップをかけて、1分半レンジでチンするだけ。たったこれだけの工程で、ズボラ飯とは思えない立派な「カルボナーラ風リゾット」が完成します。

事前にベーコンやしめじをカットしてフリーザーパックなどにまとめておけば、5分もかからずに作れてしまいます。これには「めちゃくちゃ美味しそうなんだけど！」「このレシピ考えた人天才すぎるでしょ」など、アレンジのアイデアを称賛する声が寄せられていました。

手間がかかる「炊き込みご飯」をパックご飯で

同じく人気を集めているレシピが、時間と手間がかかるイメージのある「炊き込みご飯」のアレンジです。パックご飯を使って、「炊き込みご飯」がパパっと用意できたら最高ですよね。

紹介された手順は、パックご飯を表示時間通りに加熱したあと、薄く切ったニンジン、しめじを乗せます。ポイントとなるサラダチキンを乗せたら、白だしを流し込みましょう。あとはふんわりラップをかけ、2分半レンジでチンするだけで完成です。サラダチキンを使うことで鶏の風味が出て、美味しい炊き込みご飯になりますよ。

さらに、フライパンを使わずにオムライスや天津飯をつくる「いきなりオムライス」や「いきなり天津飯」と名付けられたレシピも大きな話題になっています。他にも、パックご飯「アイリスのパックご飯」を販売するアイリスオーヤマの公式サイトでも人気料理研究家・平野レミさんのオリジナルレシピを紹介したり、大潟村あきたこまち生産者協会ホームページでも「楽勝ドライカレー」や、むすばないスパムおむすび「スパムむすばない」などを紹介しています。

一人暮らしの人のランチや疲れたときの夕食にはもちろん、子どものおやつや小腹が減った時の夜食にもぴったりな「パックご飯」。アレンジはズボラさんでも簡単にできるので、気になった方はぜひ試してみてください！

（LASISA編集部）