英で飲酒運転→免停中のリンガード、韓国で“無免許電動キックボード”発覚か…警察が捜査に着手

韓国Kリーグでプレーする元イングランド代表MFジェシー・リンガード（31）が電動キックボードを“無免許状態”で運転したとして、警察が捜査に乗り出している。

ソウル江南（カンナム）警察署は9月17日、無免許状態で電動キックボードを運転した疑いがあるとして、リンガードに対する立件前調査（内偵捜査）に着手したことを明かした。

リンガードは前日の16日22時20分頃、ソウル江南区の狎鴎亭洞（アックジョンドン）において、免許停止状態であるにもかかわわず電動キックボードを運転した疑いが持たれている。

警察は、リンガードが自身のSNSに電動キックボードを運転している写真を公開したことを基に立件前調査を行っている。

今季からKリーグ1（1部）のFCソウルでプレーをしているリンガードだが、来韓前の昨年9月にイングランドで飲酒運転とスピード違反を犯し、罰金5万7000ポンド（日本円＝約1060万円）、免許停止18か月の処分を受けている。

つまり、本来は現在も免停期間、いわゆる“無免許状態”なわけだが、リンガードがそれを破って電動キックボードを運転したのではないかという疑惑だ。

上述の写真はすでに削除されているが、警察は今後、リンガードの国際免許所持や飲酒運転の有無など、詳しい経緯を調査する予定だ。

過去にはイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドで公式戦200試合以上に出場したリンガード。イングランド代表としても2018年ロシアW杯に出場し、1ゴールを決めたことがある。

そして今年2月、FCソウル加入を通じて初の国外移籍を果たし、現在は主力として活躍している。リーグ戦成績は18試合出場4ゴール1アシストで、シーズン途中からはキャプテンマークも巻いて出場。持ち前の明るい性格から、ピッチ外では親身なファンサービスをすることでファンやサポーターから好評を得ていた。