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ゆりやん&唐田えりか「極悪女王」撮影期間を振り返り涙……女子プロレジェンドたちを「尊敬」

  • 2024.9.17

9月19日(木)よりNetflixにて世界独占配信される「極悪女王」の配信記念イベント「ネトフリ極悪プロレス」が、9月12日に後楽園ホールにて開催された。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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企画・脚本・プロデュースに鈴木おさむ、総監督に白石和彌という強力タッグで贈る本作は、80年代カリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描く半自伝ドラマ。正統派プロレスラーとしての成功に憧れながらもクビ寸前だったダンプ松本が悪役に転身し、クラッシュ・ギャルズとして日本中のスターへ駆け上がる長与千種、ライオネス飛鳥ら仲間たちとの友情と戦い、様々な代償や葛藤を抱えながら“日本史上最も有名なヒール”に成り上がっていく様を描く。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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イベントには、主人公のダンプ松本役・ゆりやんレトリィバァ、長与千種役・唐田えりか、ライオネス飛鳥役の剛力彩芽、白石総監督をはじめ、えびちゃん(マリーマリー)、隅田杏花、根矢涼香、鎌滝恵利、安竜うらら、堀桃子、戸部沙也花、鴨志田媛夢、芋生悠が出席。スペシャルトークショーを展開するのだが、その前に【ゆりやん軍団】ドレイク森松、永島千佳世、DASH・チサコ、&ZAP-Tvs【唐田・剛力軍団】彩羽匠、桃野美桜、Maria、川畑梨瑚のタッグマッチからスタートした。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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開始のゴングが鳴るやいなや、会場の至る場所で場外乱闘が勃発。客席に来ていたダンプ松本本人まで参加し、トレードマークの竹刀で唐田・剛力軍団のメンバーを“竹刀打ち”して観客を盛り上げる。

その勢いに乗り、ゆりやん軍団のメンバーは竹刀、金属バット、パイプ椅子、ラダー(脚立)などの凶器を持ち込み、反則技を連発。それを見ていたゆりやんも撮影ではたくさんの反則技を仕掛けてきたと言い、「血が騒ぎますねぇ」と今にもリングに上がって行きそうな様子を見せた。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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また、撮影はこの会場となっている後楽園ホールで行われたそう。「撮影の時間を思い出しました」と語った唐田は、他キャスト含め全員が体に痣を作りながら撮影を頑張っていたと振り返った。「(役を演じる上で)体重を増やしていることもあって、月に1回の血液検査や整体師さんに見てもらいました」と入念なケアのおかげで撮影に集中できたという。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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試合を見ながら、そんな辛くも楽しい日々を思い出したよう。唐田・剛力軍団の勝利という決着が着く頃には、ゆりやんと唐田の目には涙が。「頑張って!」という客席からの声援に「ガタガタうっせぇんだよ!」と役になりきって罵声を飛ばしたゆりやんは、「ダンプ松本さんという素晴らしいプロレスラー役をやらせてもらいましたが、日本中から嫌われて、どれだけ誹謗中傷されてもダンプ松本として24時間生きて、何があっても貫いている姿を本当に尊敬します」と演じることでダンプ松本の生き方に尊敬の念を抱いたと明かした。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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劇中で「帰れ」コールが起こった際、撮影が終わったあとに涙が止まらなくなったこともあったという。「これが(当時の)ダンプさんの気持ちだったのかなって。すごい覚悟を体験したのを覚えています」と、それほどまでにダンプ松本の人生に入り込んで演じていたエピソードを涙ながらに語ると、観客席のダンプ松本本人の目にも涙が滲んでいた。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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後半では、椅子を武器ではなく本来の用途で使用し、キャストと白石総監督が着座でリング上からトークを展開。身体作りからプロレスの練習まで、1年以上の準備期間を費やして撮影に挑んだゆりやん、唐田、剛力。ドレス姿にも関わらず、ゆりやんはリング上で見事な“受け身”を披露し、観客から拍手を浴びる場面も。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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指導は、長与千種率いるプロレス団体「マーベラス」の現役選手が担当。キャスト陣が練習に入ってから1か月経った頃に様子を見に行った白石総監督は「俳優がプロレスの練習をしているんじゃなくて、みんな入門したんだなと思った」と、俳優陣のプロレスにかける熱に驚いたという。撮影前の段階からすでに「練習したら(プロレスラーとして)デビューできる子がいますよ」と長与から太鼓判を押されるキャストもいたのだとか。

指導を担当した長与だけでなく、本作に登場する女子プロレスの歴史を作ったレジェンドたちも撮影の見学に来ていたそう。ゆりやんは「非常に緊張しました。特にダンプさんが来た時はどうしようかと。歩き方、技、仕草、声の出し方など、失礼がないようにやらないとという思いで挑んだのですが、“ゆりやんにだけお団子あげる!”と優しく言っていただいて、心が和みました」と振り返った。

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唐田は「“私はこんなんじゃなかった”と思われたらどうしようという怖さがあったんですけど、だんだんと長与さんも一緒に戦っているという思いに変わりました。本当に心強かったですし、支えていただきましたし、本当にお世話になりました」と声を震わせながら感謝。そして剛力も「緊張してお芝居が上手くできなくなってはダメなので、みんなで気合いを入れなおしました」と、レジェンドたちのパワーによってさらに気合いが高まったと語った。

Netflixシリーズ「極悪女王」
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最後に、剛力は「エキストラもキャストもスタッフもみんな1つになって作り上げた作品です。皆さんのエネルギーが作品にこもっていると思うので、是非たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。私たちにしかできない作品になっていると思います」、唐田は「1人1人、命を燃やして挑みました。やっと作品を届けられることが嬉しいです。私たちのことをどうか、目に焼き付けて覚えてください」と視聴者にメッセージ。そしてゆりやんは「『極悪女王』絶対見てくれよコノヤロー!」と叫び、大いに作品をアピールして最後までイベントを盛り上げていた。

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