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マウントは無意識に取っている人がほとんど?その対応方法は

  • 2024.9.17

マウントは無意識に取っている人がほとんど?その対応方法は

出典:シティリビングWeb

持続的な「HAPPY CAREER」のために、長時間過ごす「職場」での人間関係を良好に保つことは非常に重要なポイントです。人は群れの中で暮らす社会的動物です。どんな人たちとでも仲良く良い関係性を築くことができれば、いつもHAPPYな気持ちで働くことができますね。

ところが、どんな職場にも必ず「マウントを取る人」は存在します。本人が意識しているか意識していないかはさておき、リーダーシップを持って主体的に与えられた職務を全うしようと全力を尽くしているうちに気がつけば孤立している…なんてことも考えられます。

出典:シティリビングWeb
プロフィール/西村麗子

フリーキャリアカウンセラー。著述家。

Association of Research for Career & Art (通称:アルカ)代表。

愛知県出身。大学卒業後、人材総合会社を経て独立。名古屋大学・名古屋市立大学元非常勤講師。延べ3000人を超える個人カウンセリングや、大学・企業・NPO・地域コミュニティでの300回以上の研修・講演・講義の登壇実績を持つ、多様な人の生き方・働き方を支援するキャリア支援のプロフェッショナル。近著に「自分らしいキャリアを拓く羅針盤」「宇宙一楽しい発達凸凹ちゃんの育児ソリューション」

マウントを取る人は、どのような人?特徴を考える

読者の皆さんはご自身の立場や心の状態が千差万別だと思いますが、マウントを取りたくて取っている人はほとんどいません。基本的に無意識のうちに、役割がら仕方なく、マウントを取ることしかできなくなっているケースが大半です。筆者は、マウントを取られて困るというよりは、マウントするしかない状況で困っている人のほうが多い印象を受けます。

マウントを取る人は、どのような人でしょうか?心理学者アドラーによれば、自分が他の人よりも優位にいることを自慢する人のことを言います。等身大以上の大きな目標を設定していることで、他の人より優れているということを誇示し、認められようとします。心の底には劣等感があるので周りの人からの称賛や承認など、他人の評価を軸に生きることが標準化してしまっており(いわば癖)、自分自身が努力して認められようとすることが少なかったりします。

自慢するだけなら実害はありませんが、自分の考えを押し付けてくるようなマウントの場合は、困ってしまいますね。対処方法としては、関わり合いにならないことが最善ですが、同じチームやコミュニティ、職場の上司にそのようなタイプの人がいると、「HAPPY CAREER」どころではなくなってしまいます。ですから、具体的な方法を一緒に考えてみることにします。

マウントを“無意識”に、“意識的”に、取っている人、それぞれの対応方法は?

<マウントを無意識に取っている人への対応方法>

脳科学的にみて、左脳や脳幹が発達している人は、言語能力が高いため、他人を攻撃する話術に長け、逆に、肯定的な心情を察する会話がそもそも苦手なため、悪意の無い癖や性格・気質になってしまっています。

本人は無意識のため、まずは周りの人が離れていき、距離を置かれ孤立していくケースが大半です。まずは、何を言わんとしているのかとよく聞いた後に、本人がなんとなくマウント癖があるかも?と気がついたときに、「上から目線で話さないこと」「頼まれてもいないのにアドバイスをしようとしないこと」をやんわりと教えてあげてみて欲しいなと思います。コツは、批判的にならないこと!マウントを無意識に取っている人は、基本的に悪気は無いのですから。

<マウントを意識的に取っている人への対応方法>

部下や後輩に対して、役割柄仕方なく上から話すことになっている場合が大半です。その場合は、地位や役職に頼らずに実力でリーダーシップをとってもらえるように働きかけることです。フォロワーシップの見せどころです。言葉だけに頼らずに仕事の中身で周囲からのリスペクトを勝ち取ってもらえれば、不必要なマウントは消えてなくなるでしょう。

職場で働く人ならば誰しもがマウンティングしてしまう可能性がありますし、癖や気質として無意識にマウントを取ってしまっている人も少なからずいるはずです。どうか、一人ひとりが我が身を振り返りつつ、読者の皆さんがマウントを取る人にならないように、注意してみて欲しいと思います。

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