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あきらめ脳をチェンジ! 消極的な子どもを「頑張る子」にするヒント

  • 2016.3.19

【ママからのご相談】

幼稚園の子どもがいます。3月生まれで体が小さいこともあり、クラスの中でもできないことが多くてすっかり消極的な性格になってしまいました。

「どうせ○○ちゃんのようにはできない」「僕がいつも一番遅いから」などと家でも言っています。 早生まれだとこういうのって仕方がないのでしょうか……。

●A. 諦めるのではなく頑張れる機会を作ってあげましょう。

こんにちは。ライターのakiです。

脳神経外科医であり水泳の北島康介選手のアドバイザーとしても知られる林成之さんは、「どうせ無理だ、できない」と思う脳を“あきらめ脳 ”と名付けて警鐘を鳴らしています。

小学校低学年まではすぐにあきらめてしまいがちですが、これが中学生になってもその状態だと大人になってもその“あきらめ脳”が定着してしまうそうです。

これは、とてももったいないことです。

とはいえ私自身も早生まれの子どもがいるので、早生まれの子独特の“他の子と比べてできないことが多い”という苦悩もよくわかります。

そこで、早生まれの子どもや消極的な子どもが“あきらめ脳”にならず頑張る子になれるフォロー法 を紹介していきたいと思います。

●“あきらめ脳”を“頑張る脳”に変える

まず、子どもが「できない。無理だ」と言ってきたらすぐに手助けをしていませんか? それはNGです。

「まずは自分でやってごらん」とできるところまで見守り、行き詰まったら少しだけ手を貸します 。

最後までやれそうなら最後までやらせるようにしましょう。

また、子どもが失敗をしたときも「だから言ったでしょう?」「仕方がないなあ」などと言わずに、「よくここまで頑張れたね」と過程を褒め、「これまでの努力はきっと実るからね」と前向きなメッセージを送るようにします。

つまり、「できないのは仕方ない」とあきらめるのではなく「自分はきっとできるようになる」「いつか自分の力で乗り越えられる」と頑張らせる方向へ親がフォローしていく のです。

●成功者たちの話をたくさんする

ノーベル賞受賞者に優秀なスポーツ選手。日本にはさまざまな成功者たちがいます。その人たちの話を子どもたちにしてみるのです。

その際に、表の華やかな舞台だけではなく、裏の努力の部分を語ること も大切です。

ジャーナリストの清水克彦さんは、ご自身の子どもたちにプロ野球観戦をさせる際には、いつも選手が試合前に打撃フォームを念入りにチェックする姿を見せていたそうです。

「栄光の影には努力あり」「夢の実現には相応の頑張りが不可欠」であることを印象付けるためです。

このように成功者たちの実績とその裏の努力を教えることで、子どもたちに前向きな希望と努力の大切さを同時にわからせることができるのです。

●ママやパパ自身も頑張っている姿をみせる

子どもたちに頑張ることの重要性を教えたとしても、いざどのように行動すればいいのかわからない子どもたちは多い です。

だからと言って、手取り足取り「こうすればいいのよ」と手助けするのでは意味がありません。

できれば、子どもたちには自分自身で頑張る方法を見つけてほしいものです。

その場合は、やはり家の中でママやパパたちの頑張る姿をみせてあげるのが一番です。

「コツコツ頑張ることが大事よ」

「コツコツってどういうこと?」

それを示すために資格の勉強をする、ダイエットをする、なんでもいいのです。

毎日コツコツ目標に向けて頑張っている姿を子どもたちにみせるのです。そうすると、子どもの中でもどう頑張ればいいのかおのずとわかってくるはずです。

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以上です。早生まれの差は、小学校高学年になればほぼなくなると言われています。

逆にいえば、小さいうちから人一倍努力をする意識と機会に恵まれているのです。ぜひ前向きにとらえて乗り切ってください。

【参考文献】

・『性格の良い子が育つママとパパの習慣』清水克彦・著

●ライター/aki(中高英語教員)

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