「やっちまった」冷凍しすぎた霜付きひき肉はソースにドボン！おすすめの救済策を紹介

日々の料理がお得に効率よくできちゃう冷凍保存。でも「食材がまずくなりそう」なんて苦手意識を持っていませんか？ そこで雑誌『LDK』が、ズボラさんでもきちんとさんでも満足できる冷凍保存術を紹介。今回は、牛肉編。調理しやすくなるおすすめのテクと霜付き肉の救済術です。

本記事の監修および協力者

暮らしのおすすめベストバイ LDK

2013年に創刊したテストする女性誌 & おすすめ情報メディア。インテリア、掃除、食品からコスメ、モノや生活情報を賢く選ぶために、女性向けにホンネで比較検証。

ズボラさんもきちんとさんも満足できる冷凍保存テクって？

うまく使いこなせば、便利になるライフハックのひとつである冷凍保存。でも、適当に冷凍してしまうと食材がまずくなってしまったり、頑張りすぎるとかえって手間がかかってしまうのではないかと苦手意識を持っている人も多いのでは？

冷凍保存は、「とにかくラクしたい！」派と、「どうせやるなら頑張りたい！」派もいますよね。

絶対失敗しない！ LDKが素材別にベストな冷凍保存方法を検証

そこで今回は雑誌『LDK』が、とにかくラクしたいズボラさんもちょっとだけ頑張るきちんとさんも大満足の簡単冷凍テクニックを調査。絶対失敗しない素材別冷凍保存術をお届けします。

今回は、牛肉。味付けしながら冷凍するおすすめ方法と霜付き肉をおいしくするコツを紹介します！

牛こまはすりおろし玉ねぎと冷凍して旨みUP

安い牛こま肉を買ったら、すりおろし食材と一緒に冷凍しておきましょう。お肉がやわらかくなり、旨みがアップします。

今回は、一緒に漬けると肉がやわらかくなると言われている「玉ねぎ」「舞茸」「りんご」で比較。肉100gに対して、大さじ1のすりおろし食材を漬けて冷凍保存し、実際に焼いて検証しました。

牛こまをすりおろし玉ねぎに漬けて冷凍

「すりおろし玉ねぎに漬けて冷凍」は、A＋評価でした！

おろし玉ねぎに漬けて冷凍すると、やわらかくておいしくなりました。クセがない玉ねぎはどんな料理とも相性バッチリ。3つの食材の中で最も汎用性が高かったです。

酵素の効果で安いお肉もやわらかく！

冷凍保存の目安：3週間

すりおろし玉ねぎに漬けた牛こま肉の冷凍保存の目安は3週間。

玉ねぎの酵素の効果で安いお肉もやわらかくなります。スーパーの特売日に大量買いしておきましょう。

牛こまをすりおろし舞茸に漬けて冷凍

「すりおろし舞茸に漬けて冷凍」は、A評価でした！

やわらかくなり、旨みは出ましたがきのこの風味を感じます。

牛こまをすりおろしりんごに漬けて冷凍

「すりおろしりんごに漬けて冷凍」は、B評価でした！

こちらもやわらかくなりましたが、甘い味付けで料理を選びます。

3つの食材で検証した結果、安い牛こま肉はすりおろし玉ねぎに漬けて冷凍しておくとやわらかくなり旨みが出るという結果になりました。

舞茸もりんごも肉がやわらかくなりましたが、味にクセがあり調理法を選びます。

次に、すりおろし玉ねぎに漬けてやわらかくなった牛こま肉を使ってできる簡単でおいしいレシピも紹介します！

冷凍を使ったおすすめレシピ：冷凍牛こまのプルコギ

すりおろし玉ねぎに漬けた牛こま肉は、玉ねぎを使う炒め物に最適！ やわらかお肉で旨みをたっぷり感じられます。

材料（1人分）

• （下味冷凍）牛こま肉……100g
• すりおろし玉ねぎ……大さじ1
• 玉ねぎ……1/8個
• パプリカ……1/4個
• ニラ……1/4束
• 白ごま……適量
• 油……適量

（A）

• しょうゆ……大さじ1
• みりん……大さじ1
• 砂糖……大さじ1/2
• コチュジャン……小さじ1
• ごま油……大さじ1/2
• おろしにんにく……少々
• おろししょうが……少々

作り方

1：牛こまは（A）の調味料に漬けながら解凍しておく

2：玉ねぎ、パプリカは細切り、ニラは4cmほどに切っておく

3：フライパンに油を熱し、玉ねぎ、パプリカを炒める

4：肉も加えて火が通ったら、ニラ、白ごま、ごま油を加えてサッと炒めて完成

霜付き肉は濃い味付けで冷凍臭さをカバー

冷凍するときの小分け作業が面倒でついやってしまったパックのまま冷凍は、濃い味付けで調理して冷凍臭や冷凍焼けのリカバリーを。

もうダメだと諦めず調理法で復活させましょう。

ずぼらポイント：霜付き肉はその後の処理でおいしくできる！

やってしまった霜付き肉もその後の処理でおいしくできます。おいしく処理する3つのポイントはこちら。

ポイント1：流水よりも氷水に漬け込んで低温解凍

解凍時の急な温度変化はドリップが出る原因に。流水や冷蔵庫よりも冷たい氷水で解凍することで、ドリップを最小限に抑えられます。

ポイント2：ドリップが出る前に凍ったまま焼く

解凍時にドリップが出ちゃうとパサついておいしさが半減。解凍してから調理するのではなく、冷凍のまま焼くとドリップが出るのを防げます。

ポイント3：濃いめの味付けでニオイごとごまかす

冷凍焼けした肉は臭みが出てしまうので、しっかりめの味付けでニオイごとごまかしましょう。しょうがなどの薬味や揚げ物などで香ばしさを出すのがコツです。

冷凍臭さは赤ワインでごまかせる

傷みやすい冷凍ひき肉は、そのままソースにドボンしてミートソースに。冷凍臭くなった霜付き肉もおいしく進化させられます。

おすすめの冷凍保存アイテムは？

岩谷マテリアル「アイラップ」

岩谷マテリアル
アイラップ

実勢価格: 129円〜

冷凍でも下ごしらえでも大活躍

岩谷マテリアル「アイラップ」は、雑誌「LDK」の過去テストでベストバイに輝いた保存用ポリ袋。

湯せんができて解凍レンジもOKなので、保存だけでなく下ごしらえにも重宝します。マチ付きで間口が広く、食材の出し入れがしやすいのもポイントです!

内容量: 60枚入り
サイズ: 25×35cm
厚さ: 0.009mm
耐冷温度: －30℃
耐熱温度: 120℃
型番: 4901140620010

以上、ズボラさんもきちんとさんも大満足な絶対失敗しない冷凍保存術をご紹介しました。

今回の記事を参考に賢く冷凍して、時短とおいしさ両方が叶う食卓を目指しましょう。