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爪を噛むと歯並びに影響する?爪を噛むことで歯並びがどう変わるかを歯科医師、相原先生にお伺いしました。

  • 2024.9.16

爪を噛むクセがあると、どんなデメリットがある?歯並びってやっぱり影響あるの?
そんな疑問に、Lily Smile Dental Clinic院長相原弘一朗先生にお答えいただきました。

爪を噛む癖(咬爪症、オニコファジーとも呼ばれます)は、ストレスや緊張、あるいはただ退屈なときにやりがちな行為ですよね。でも、これが歯や口の健康にどう影響するのかというのは、あまり知られていないかもしれません。特に、爪を噛むことで歯並びがどう変わるのか、考えてみましょう。

爪を噛むことで起こる歯並びへの影響

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1.前歯の位置がずれるかも
爪を繰り返し噛むと、前歯に不自然な力がかかってしまいます。この力が積み重なると、歯が少しずつ動いてしまうことがあります。特に子どもや成長期の若者は、歯や顎の骨がまだ成長中なので、爪を噛むことが歯並びに大きく影響する可能性があります。前歯が少し前に出たり、後ろに引っ込んだりすることもあるんです。
2.歯がすり減っちゃう
爪を噛むことで、歯の表面がすり減ることがあります。これは特に前歯で顕著に見られ、歯の形が変わったり、エナメル質が薄くなったりすることがあります。エナメル質が摩耗すると、歯が敏感になり、虫歯になりやすくなるなど、他のトラブルにつながることもあります。
3.歯が欠けたりヒビが入ったりするリスクも
爪を噛む習慣があると、歯にヒビが入ったり、欠けたりするリスクが高まります。特に硬い爪や頻繁に爪を噛む行為は、歯に過度の力をかけ、これが歯の損傷を引き起こす原因になることがあります。もし歯が損傷した場合、矯正治療が必要になることもありますよ。
4.顎にも負担がかかるかも
繰り返し爪を噛むことで、顎関節にも負担がかかります。これが長期間続くと、顎関節症(TMD)と呼ばれる顎の障害を引き起こすリスクが高まります。顎関節症は、顎の痛みや頭痛、耳鳴りなどを引き起こすことがあり、日常生活にも支障をきたすことがあるので、注意が必要です。

爪を噛むクセを直して歯並びを守る方法

1.爪を噛むクセをやめる
まず、爪を噛む癖をやめることが一番の予防策です。例えば、爪に苦味のあるコートを塗る、ガムを噛む、ストレスになりそうなものを遠ざけてみるなど、クセを抑えるための工夫をしてみましょう。また、カウンセリングを受けさせたりするのも一つの手です。
2.歯科医に相談する
もし、すでに爪を噛むことで歯並びや顎に問題が出ている場合は、早めに歯科医や矯正歯科医に相談しましょう。早期の治療が、歯並びの悪化や顎関節症の発症を防ぐのに役立ちます。
3.定期的な歯科検診を受ける
定期的に歯科検診を受けることで、歯や口の健康状態をチェックし、早めに問題を発見することができます。お子さんに爪を噛むクセがある場合は、特に歯科医と相談し、適切な予防策を取ることが大切です。

まとめ
爪を噛むクセは、歯並びに悪影響を与える可能性があります。前歯の位置の変化、歯の摩耗、損傷、さらには顎の問題に至るまで、いろいろなリスクがあるんですね。このクセを早めに直して、歯科医のサポートを受けながら適切にケアを行うことで、歯並びの悪化を防ぐことができます。爪を噛むクセを放置していると、将来的に矯正治療やその他の歯科治療が必要になるリスクが高まるので、ぜひ注意してみてくださいね。

[執筆者]

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相原弘一朗先生
Lily Smile Dental Clinic院長

患者を第一に考えた自由診療専門の歯科クリニックLily Smile Dental Clinicを開業。
診療方針は「患者本位」であることで、患者一人ひとりとしっかり向き合って質の高い診療を行うために、一部の処置以外は自由診療専門で行っている。
患者の気持ちに寄り添い、患者ご自身の意向・価値観にあった治療計画を提案し、納得いただけるまで丁寧に説明。
また、速さだけでなく正確で精密な治療を行わなければ意味がないと考え、視野が5倍に拡大される歯科用拡大鏡、または最大20倍に拡大される歯科用顕微鏡を用いることで見落としを防ぎ、より精度の高い治療の提供を行う。
更に、熟睡に近い状態で治療を行う「静脈内鎮静法治療」が可能。
眠っている間に治療が終わる「痛みのない治療」を実現、当日中に帰宅もでき、歯科治療が苦手な方に好評を得ている。
そして患者一人に対して2~3時間の治療時間を確保し、できる限り少ない通院回数での治療を目指している。

Lily Smile Dental Clinic
https://lilysmiledc.com/

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