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高級ブランドで「ワンピースください」「高価なので、お客様にはちょっと」店員の失礼な発言にビックリ

  • 2024.9.16

一度は身に着けてみたい憧れのブランドがあるという人は多いのではないでしょうか。そのブランドのものを購入するために、頑張ってお金を貯めているという人も。今回は、憧れブランドの服を買おうと思ったら、店員さんから思いがけない発言をされた経験のある筆者の知人、Nさんのお話です。

画像: 高級ブランドで「ワンピースください」「高価なので、お客様にはちょっと」店員の失礼な発言にビックリ

憧れのワンピース

Nさんは当時就職したばかりで、まだお給料はそんなに高くはありませんでした。
「はいNさん、今月号」
「ありがとうございます!」
いつも可愛がってくれる職場の先輩が、読み終わったファッション誌をくれるのを毎月楽しみにしていたNさん。

「こんなお洋服着てみたいなあ……」
その雑誌はNさんよりも少し年上の女性が対象の雑誌で、掲載されているのはNさんにはとても手の届かない高級品ばかり。

「このワンピースすてき!」
Nさんは、雑誌に掲載されている一着のワンピースに目を奪われました。それはとあるブランドの定番商品で、ブランド独自のデザインが昔からずっと愛されているものでした。
「よし、貯金しよ……」
Nさんはその日から節約生活を始め、ワンピースを買うためにコツコツお金を貯めることにしたのです。

お店に行ってみると……

数か月後、Nさんの努力が実を結び、予定より早くワンピースを買えるお金が貯まりました。

「楽しみだな~」
Nさんは仕事を終えた後、欲しかったワンピースを買いにお店へ。看板商品のワンピースはバッチリ、ショーケースの中に飾られていました。

「すみません、このワンピースを試着できますか? サイズが合えば購入したいんです」
Nさんがそう声を掛けると、Nさんと同じくらいの年齢の店員さんは渋い顔で答えました。

「この商品は高価なので、お客様にはちょっと……」
「ええっ!? 」

もちろん価格は知っていたので、Nさんははしたないと思いながらもその値段ちょうどの現金をカウンターに広げて見せました。

「高価だから私には売れないってことですか?」
「た、大変申し訳ございません! あまりにお若い方だったので……」
店員さんは真っ赤になって黙り込んでしまいました。

「大変失礼いたしました、こちらのワンピースですね」
一部始終を見ていた年配の女性店員が出てきて、Nさんにワンピースの試着をさせてくれました。

サイズがぴったりだったので、Nさんは満足してお会計を済ませたそうです。

年齢や身なりだけで判断すると、恥をかいてしまうこともあります。高級ブランドだからこそ、すべてのお客様に平等に対応してほしいものですね。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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