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〈季節の変わり目〉胃の不調や乾燥には「白い食材」で内側から対策を!何を食べれば良い?

  • 2024.9.16

秋の季節の変わり目の不調に。胃の働きを整えよう

8月が過ぎ、9月に入ると夜はいくらか涼しくなりましたが、日中は8月と変わらぬ暑さがしばらく続きます。今年は、厳しい猛暑が続き、長かった夏の間にかいた汗と共に「気」が失われているので、疲労が蓄積されて、不調に悩まされる方も多いかと思います。

内臓も疲れ気味で、食べたものを消化し、栄養を吸収する力も低下しています。そんな時こそ、まずは、「胃」の働きを整えていきことが大切です。

では、整えていくための方法とは?

答えは、「胃が嫌うことをやめればいい」。実はシンプルにこれだけなんですね。

胃が嫌いなことは、冷たいもの、甘すぎるもの、油っこいもの、味の濃いものを控えましょう。また、消化に良く、消化を促してくれる「大根」や「かぶ」などの食材を取り入れるのがオススメです。

胃は冷たいものが苦手なので、基本的には加熱したもの、そうでなくても常温以上のものにして取り入れるのが理想的です。

秋の乾燥対策に。体を潤す白い食材のススメ

秋に移り変わるこの時季は、中医学の陰陽学では、エネルギーが活発に働く「陽」と、静かに休息する「陰」が秋分を境に入れ替わると考えられています。

エネルギーが活動する時季は過ぎ、徐々にエネルギーを温存する方向に向かうようになってきます。

日々の食事についても、陰陽の動きに合わせることで体の調子を整えていくことが大切です。秋は夏に比べて乾燥する季節なので、体を潤す食材で養生しましょう。

「秋の臓」といわれる「肺」は、特に乾燥するのを嫌います。肺に通じる器官である鼻、喉などの不調、咳が出やすくなるなど、乾燥からくるトラブルや病気を未然に防ぐことが大切です。
薬膳の考え方では、「白い食材」は体を潤すと言われており、乾燥するこの時季にぴったりの食材です。

秋のオススメ・白い食材:大根、レンコン、山芋、梨、白キクラゲ、白胡麻など

特に「梨」は肺を潤す食材の代表で、咳止め効果もあります。そのまま生でいただいてもいいのですが、梨は、涼性で胃腸を冷やしやすいです。火を通すことで冷やす力を弱めることができるので、冷え性の方やお腹がゆるい方は、火を通して食べると良いですよ。

梨をコトコト火で煮て、ハチミツで甘さをプラスしたスイーツもオススメですよ◎ 手軽に作れる秋の食養生スイーツ「梨のコンポート」の作り方をご紹介します。

秋の食養生スイーツ「梨のコンポート」レシピ

【梨のコンポート】材料:2人分

・梨 1個

・水 200ml

・蜂蜜 大さじ3

・レモン汁 小さじ1

作り方:

①梨の皮をむき、くし形にカットする。

②水、蜂蜜、レモン汁を鍋に入れ火をかけ、蜂蜜が煮溶けたら火を止める。梨を重ならないように並べ入れる。

③オーブンシートで落し蓋をして、弱火で20~30分煮る。梨が透き通った感じになれば出来上がり。

今の時季は、スープにしたりなるべく温かく調理して、胃の働きを整えながら、潤いを与えてくれる「白い食材」を積極的に取り入れて、健やかなカラダづくりをしていきましょう。

佐藤 舞

豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。

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