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美容エディターが解説! 多忙な人ほど注目すべき、エブリシングシャワーの徹底ガイド

  • 2024.9.16

美容&ウェルネスの編集者として、私はこの数年、徹底してセルフケアのルーティンに磨きをかけてきた。エブリシングシャワーも例外ではない。今現在、エブリシングシャワー(#everything showers)というハッシュタグはTikTokで1億5,040万件以上もの投稿がある。ソーシャルメディアの一時的なトレンドだとスルーしていたかもしれないが、実際にはほぼ全員が多少なりともこのトレンドに関わっているようだ。

エブリシングシャワーってなに?

お風呂に入ってすることはいくつかある。シャンプー&コンディショナーをして、体を洗い、気が向いたら剃刀でムダ毛を処理。ボディスクラブでスペシャルケアをする日もある。とはいえ、大抵の人はこれらをすべて毎日することはない。(シャワーに1時間もかける時間はないし、水の無駄使いもよくない)。でもときには、時間の余裕とタイミングが一致して(特別なイベントやデートの前日、おうちスパを楽しみたいときなど)すべてのことを一度にこなせる瞬間が訪れる。それが、エブリシングシャワーというもの。いたってシンプル。

エブリシングシャワーにどれくらいの時間をかけるかは人それぞれ。基本的には、お風呂に入る前、お風呂の中、お風呂から上がった後の3つのルーティンで構成するもの。体や頭をサッと洗って短時間で済ませる普段のシャワーとは異なり、自分のために一手間かけるのがエブリシングシャワー。私は1時間以上かけるけれど、それはあなたが取り入れたいステップの中身次第。自分を労るスペシャルケアのために、週に一度、または月に一度のリセットとして多くの人が実践しているよう。

ここからは、エブリシングシャワーを極めた私が実践しているステップや愛用品をご紹介。今までにないくらい、きれいさっぱりな自分に生まれ変われるから、ぜひ参考にしてみて。

お風呂に入る前のルーティン

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1. プレヘアトリートメント

究極のエブリシングシャワーをする日には、プレヘアトリートメントからスタートするのが定番。まずは自宅にあるヘアオイル(おすすめはキャスターオイルやココナッツオイル)を頭皮と毛先に馴染ませて、頭皮を5分ほどマッサージする。髪の成長を促せるだけでなく、ツヤが増し、髪の毛がよりまとまりやすくなるから。次に、馴染ませたオイルが全体に広がらないように、シャワーキャップをかぶって10分から1時間放置する。その間私は他のケアをしたり、家事を済ませたりしている。

ヘアオイルではなく、“傷んだ髪を補修するためのシャンプー前のケア製品”を使う日もある。私のお気に入りは、オラプレックス No.3やレッドケンのアシディック・ボンディング・コンセントレート・インテンシブ・トリートメント。ミスト用のボトルに入れた水で髪を少し湿らせたら、根元から毛先までトリートメントを塗り、シャワーキャップをかぶる。放置する時間は、製品の使用方法に従おう。

2. オイルクレンズ

次のステップは、メイクや日焼け止め、余分な皮脂をきれいに取り除くオイルクレンズ(私はダブル洗顔を徹底しているから)。これは、ステップ3をするための前準備でもある。私が愛用しているのは、DHCの薬用ディープクレンジングオイル。これで肌を1分ほどマッサージしたら、水を少し加えて乳化させる。洗い流したあとは、ペーパータオルで軽く水分を拭き取る。

3. フェイスマスク

必須じゃないけれど、私はフェイスマスクをするのが一番自分にご褒美を与えている気分になれるから。セルフケアは、自分が好きなことをして楽しむのがなによりも肝心。使用するフェイスマスクは、ニキビ、角質除去、乾燥など、肌の状態に合わせて種類を使い分けるようにしている。

お風呂の中でのルーティン

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1. ダブルシャンプー

普段のシャンプーは一度で十分。でも、ヘアオイルなどを使って特別なケアをするエブリシングシャワーでは、必ず2回シャンプーをしている。しっかり洗い落とせてないと、髪が乾きにくくなることもあるから。

シャワーを心地よい水温に設定したら、ここでフェイスマスクを洗い流し、頭皮をスクラブ。「Redken」や「K18」「Kerastase」のシャンプーがお気に入り。

2. コンディショナー/ヘアマスク

シャンプーを洗い流したら、コンディショナーかヘアマスクを髪にたっぷりと塗布する。ステップ3と4に進む前に、必ず数分放置すること。髪の内部にまで深く浸透するように。

3. 角質除去

「角質除去・シェービング・体を洗う」の適切な順番は定かではないけれど、私はできる限り深剃りしたいので、まずは角質除去から始めている。その後は製品や剃った毛が肌に残らないように、水と石鹸できれいに洗い落としている。

4. シェービング

エブリシングシャワーの中で私にとっては一番楽しみでないのがシェービング。時間も手間もかかるから。他のステップと同様、シェービングも必須ではないけれど、私は剃ったあとの肌のなめらかさが好きだから、エブリシングシャワーのルーティンに加えている。ステップ4と5の間で、コンディショナーやヘアマスクを洗い流す。

5. 体を洗う

体を洗うプロセスも、普段より一手間かけている。私は石鹸(ダヴのビューティクリームバーがお気に入り)とボディソープ(ナチュリウムのボディウォッシュを愛用)を混ぜて体を洗うのが好み。この洗い方が一番さっぱりするし、清潔感を感じられるから。

6. 洗顔

私の肌はニキビができやすいので、製品に含まれる香料が肌に残らないように、洗顔はいつもルーティンの最後にしている。とはいえ、この時点でクレンジングもフェイスマスクも終わっているから、このステップは念のためにやっているようなものだけれど。セラヴィのフォームクレンザーで軽く洗顔をして、お風呂上がりのルーティンに気持ちを備えている。

お風呂上がりのルーティン

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1. 保湿

いよいよ終盤。お風呂から上がったらすぐにボディケアを開始。気分が乗っているときは、ボディセラム、ボディローション、ボディオイルのトリプルコンボで肌を整えるけれど、時間がないときは、ローションかボディバターのいずれかをたっぷり塗っている。

2. スキンケア

マイクロファイバータオルで濡れた髪を包み、バスローブを締めたら、いよいよスキンケア。私はクリームやセラムを顔に塗る前に、高周波美顔器を使っている。LEDフェイスマスクをつけて横になっていると、途中で眠ってしまうことがあり、まだルーティンの途中だったという現実に引き戻されることもしばしば。

次に、スキンケア製品を肌に塗る。スキンケアの中身は人それぞれ違うけれど、興味があれば私のルーティンを参考にしてみて。夜のケアでは、グロースファクター(成長因子)かサリチル酸セラムを塗り、次にヒアルロン酸セラムを重ね、最後に保湿クリームを塗って仕上げている。セラムを塗る際には、TheraFace PRO(セラフェイスプロ)を使って少し顔をマッサージしたり、温かさを感じたり、むくみを取ったりもしている。

3. ヘアケア

タングルティーザーで髪を梳かしたら、洗い流さないタイプのコンディショナーやトリートメントを髪に馴染ませ、熱から髪を守るスプレーを振りかける。髪に10分間ほどドライヤーをあてたら、あとは自然乾燥。その後や翌日の予定によっては、ヒートレスカーリングロッドで髪を巻いたり、ダイソンのエアラップで髪をブローすることも。面倒なときは、自然乾燥でも髪がそれなりにきれいにまとまってくれるヘアクリームやオイルを使っている。

4. 香りを纏う

デオドラントを塗り、香水を少しだけ振りかける。せっかく本格的なセルフケアをしたからには、最後まで完璧に仕上げたいと思うもの。

予定がない日は可愛いパジャマに着替えて、寝る前に良書を読んだり、好きなテレビ番組を見たりして、存分にリラックス。

今夜はいい夢を見れそう! ※この記事はPreventionからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。Text: Shannen Zitz Translation : Yukie Kawabata

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