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【お月見案件】月見といえばマック…じゃない!フランス三ツ星店の元シェフが教える「至高のウフマヨ」に挑戦

  • 2024.9.16

秋といえばお月見、お月見といえば卵ですよね!この時季マクドナルドでは、お月見バーガーと称して目玉焼きを挟んだバーガーを売り出します。その色や形から月に例えられることが多い卵ですが、フランス料理には「ウフ・マヨネーズ」という卵を使った定番の前菜があるのをご存じですか?今回はフランス三ツ星店の元シェフ、植村さんがYouTubeで作り方を紹介していましたので、明日9月17日のお月見の十五夜に向けて、さっそく作ってみました!




究極の卵料理「至高のウフマヨ」の材料と作り方

まず「オリーブオイルマヨネーズ」を作ります。

【材料】※約200ml程度のマヨネーズができます
卵黄…2個分
エキストラバージンオリーブオイル…200ml
白ワインビネガー…小さじ2(できればマイユがおススメ)
塩…小さじ1/2
白こしょう…適量
ディジョン産マスタード…小さじ1(ディジョン産が手に入りませんでしたので、ハインツを使用)



【作り方】※調理時間:5分
1. ボウルに卵黄を入れてよく攪拌します。



2. マスタード、塩、白こしょうを加え、溶け込むまでよく混ぜます。



3. オリーブオイルを少しずつ、糸のように垂らしながら入れて混ぜます。


※ちゃんと乳化するように、様子を見ながら少しずつ入れましょう。オリーブオイルはこの時点で半分ぐらい入れています。

4. 途中で白ワインビネガーを入れて混ぜ、またオリーブオイルを糸のように垂らしながら入れて混ぜます。


ここで残ったオリーブオイルを全て入れます。

5. 全体がもったりしたら、オリーブオイルマヨネーズの出来上がりです。





続いて「ウフマヨ(ウフ・マヨネーズ)」を作ります。

【材料】※1~4人分(ソースは1~2人分)
卵…4個
オリーブオイルマヨネーズ…大さじ2
にんにく(すりおろし)…小さじ1/2
ディジョン産マスタード…小さじ1(ディジョン産が手に入りませんでしたので、ハインツを使用)
生クリーム…小さじ1~2
レモン汁…お好みで(1/4個分くらいが目安)
塩…適量



【作り方】※調理時間:10分
1. 鍋にお湯適量(分量外)を沸かして酢適量(分量外)を入れ、再度沸騰したら6分40秒~7分間卵を茹でます。茹で終わったら氷水に入れて急冷しておきます。


※急冷したときに軽くヒビを入れておくと、剥きやすくなります。

2. ボウルにオリーブオイルマヨネーズと生クリームを入れて混ぜます。



3. マスタードとにんにくを加えて混ぜます。



4. レモン汁と塩を入れて混ぜます。これでソースは出来上がりです。



5. 器の真ん中に土台として4のソースを少量盛ります。



6. 殻をはずして水気を切った1の卵を、5のソースの上に置きます。



7. 6の卵の上から4のソースを流すようにかけ、あればパセリやパプリカパウダー(ともに分量外)を軽く振って出来上がりです。



確かに前菜っぽいなぁと思いながら卵を割ると、見事な半熟になっていました。白身の白、ソースの黄色、さらに黄身の濃い黄色の3色が目も喜ばせてくれます。トロっとしたソースはレモンの酸味、マスタードのやさしい辛味、ワンポイントのにんにくがバランスよく、同じくトロっとした半熟卵にとてもよく合います。今回、手に入らなかったのでハインツのマスタードで作りましたが、ディジョン産のマスタードがやはりおススメですし、白ワインビネガーもフランス産のものがおススメです。とにかくYouTubeの中で植村シェフが言っていた通り、ワインが飲みたくなる濃厚な味です。

植村シェフはフランスのパリ8区にある三ツ星レストラン「ピエール・ガニェール」他、いくつもの有名店を渡り歩き、今は沖縄の那覇市にある「ビストロ・モンマルトル」で腕を振るっています。ウフマヨを「フランスの絶品ソウルフード」、「究極の卵料理」と称するほどなのに、こんなに簡単にできることを教えてくれたことは感謝しかありません。卵のことをフランス語ではウフと言いますが、半熟卵にマヨネーズをかけただけというシンプルなメニューなのに、マヨネーズはその店の味が反映されるため大抵のビストロにあるのに微妙に味が違うというメニューです。今回のマヨネーズはオリーブオイルをベースにしていますので美容や健康にもよく、「あんなにマヨネーズを使うフランス人が太らないのはそのためだ」というシェフの言葉にもうなずけます。ちなみにパリ8区は凱旋門やシャンゼリゼ通り、ブランド店の立ち並ぶフォーブール=サントノレ通りにある有名な界隈です。

秋になるとよく「中秋の名月」という言葉を聞きますが、昔は7~9月を秋としていましたのでその中間である8月を中秋と呼び、その時期には空気が澄んではっきりと月が見えることからこの呼び名がつけられたと言われています。昔の日本は太陰暦という暦を使っていて、奈良時代の頃から貴族の間では毎年旧暦の8月15日がお月見の日とされていました。それが民衆に広まって現在のお月見につながるのですが、今は太陽暦なので毎年十五夜は違う日になってしまいます。

ちなみに2024年は9月17日が十五夜ですので、お月見団子の代わりにウフマヨをぜひ作ってみてください!

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