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父の祖国に代表変更した選手、代表永久追放で父親とも絶縁…「もはや息子ではない」「父は男ではない」

  • 2024.9.16
父の祖国に代表変更した選手、代表永久追放で父親とも絶縁…「もはや息子ではない」「父は男ではない」
父の祖国に代表変更した選手、代表永久追放で父親とも絶縁…「もはや息子ではない」「父は男ではない」

Text by 井上大輔(編集部)

先日まで世界各国で代表戦が行われていた。

そうしたなか、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は、アネル・アフメホジッチを永久追放したと発表した。同国代表のディレクターであるエミール・スパヒッチがこう断言している。

「(代表招集に対して)明確な理由もなく返答しなかったり、同様に不明確な理由で辞退したりした人物は、代表招集されることを夢見る者にとって想像もできない選択をした。

したがって、アネル・アフメホジッチの代表選手としてのキャリアは完全に終わった。近い将来ではなく、遠い将来についてもだ。彼を再び招集することは、この国と代表チームを愛する全ての人々に対する大きな侮辱になる。彼の行動には正当性も根拠もなく、ボスニア・ヘルツェゴビナの全国民を怒らせた」

英2部のシェフィールド・ユナイテッドに所属するアフメホジッチは25歳のDF。彼はボスニア人の両親のもとにスウェーデンで生まれた。2020年にスウェーデン代表にデビューするも、同年にボスニア代表に鞍替え。

これまで代表戦24試合に出場していたが、今月のオランダ戦前に代表から離脱すると代表引退を宣言。SNS上での侮辱と代表チームのメディカルスタッフが怪我に対して不適切な処置を行ったことが理由と説明していた。

『A Bola』によれば、アフメホジッチはこの件でボスニア人の父親からも絶縁を宣告されたそう。

「彼はもはや私の息子ではない。私は戦争(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争)を闘い、3度も撃たれた。息子には私が自分の血を注いで作ったこの国のためにプレーしてもらいたかった。だが、彼は間違った人々に影響されてしまった」

父親はアフメホジッチが妻によって操られているとも嘆いていたそう。

だが、アフメホジッチは父の発言に真っ向から反論している。

「息子として父親に望むものは、支えと誇りだけだ。残念なことに自分にはそれがほとんどなかった。自分が受けたのはほとんど場合、操られたり、嘘をつかれたり、殴られたり、毎日のように嫌がらせをされることだった。父は女性に対して力を誇示するタイプだが、他の男に立ち向かう勇敢さはない。彼は男ではない。問題が起きると愛する人を攻撃する」

もはや家庭崩壊の状況にあるようだ。

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