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「老化現象のWパンチ?」肌を救うはずが、まさかトラブルの元凶に!?【体験談】

  • 2024.9.16

40歳を過ぎてから肌の弾力が一気になくなり、毛穴やシワが目立つようになりました。現在45歳。老化は容赦なく進行しています。そんな変化に少しでも抗おうと、ネットで評判の高い「ココナッツオイル」を使い始めたのですが……。それが思わぬトラブルを引き起こす原因となったのです——。

肌のハリを求めて

鏡を見るたびに、顔のハリや弾力が失われたことにため息が出る日々。これまで特に対策をせずに過ごしてきましたが、45歳を過ぎた今、どんどん進行する老化に恐怖を感じ始め、何とか抗おうと決意しました。

まずは、これまで適当にしていたスキンケアを見直し、某有名インフルエンサーが紹介していた、保湿性が高い上、私のような乾燥肌や敏感肌の方にも使えるという評判のスキンケア用「ココナッツオイル」を入手。早く効能を実感したい気持ちを抑えきれず、パッチテストを省略して朝晩顔にたっぷりと塗ることにしました。

初日は特に違和感もなくむしろ肌が喜んでいるように感じ、久々に肌を労わる気分が味わえて何だか心が晴れやかになりました。

これが後にまさかのトラブル発生の原因になるとは、このときは知る由もありませんでした。

目の異常!?老眼それとも白内障!?

スキンケアを始めた数日前から在宅ワークもスタートさせていました。8年前に離職して以来、久々にPCを使うことになり目を酷使する日々が続いていました。そんなある日、PC作業中に、やたら目がかすむことが増えてきました。

疲れ目かなと思っていましたが、それにしてはぼやけ方が尋常ではなく、しっかりと瞬きをするとその一瞬は元に戻るものの、再び白っぽくかすみ始めました。急にPCを使い過ぎたことが原因なのか、老化が原因なのか、あるいはもっと深刻な病気なのか、この時点では判断がつかず不安が募るばかりでした。

夫にも「目が急にかすみ出して、見えにくい。もしかして私このまま見えなくなるかもしれない!」と半泣きで不安を伝えました。夫はすぐに「眼科を受診しよう」と言ってくれました。

肌荒れと目の異常の原因は?

一方、毎日朝晩たっぷり顔に塗っていた「ココナッツオイル」ですが、2日目辺りから顔の皮膚がヒリヒリし始め、赤みが出てきました。初日は塗り心地が良くて肌に合っていると思っていたのですが……。結果的に私の肌には合いませんでした。

残念ながらわずか3日間でココナッツオイルでのスキンケアは終了しました。

そして——。なんと、ココナッツオイルのスキンケアを止めたと同時に、目のかすみもピタッと治ったのです!目元近くに塗っていたココナッツオイルが「じわじわ〜」っと目の中に流れ込んだことで白っぽいかすみに見えていたことが原因だったのかもしれません。

ココナッツオイルを中止した途端、あれだけ白っぽくぼやけていた視界がすべてクリアになり、まるで初めてコンタクトレンズを着けたときのような感動を覚えました。

夫に「目のかすみの原因はココナッツオイルだった! 止めたら治ったよ」と喜び勇んで伝えたところ、「病気じゃなくてよかった」とホッとした様子でした。大騒ぎして心配かけてしまった私は、少しだけ申し訳ない気持ちになりました。

まとめ

一念発起して始めた「ココナッツオイル」を使ったスキンケアですが、私の肌には合わず、結果的に肌のコンディションは悪化しました。さらに、オイルが目元に入ったために、白内障や老眼を疑い不安な日々を過ごしました。

残念ながら肌のたるみは改善されなかったものの、幸い目の異常はなくなりほっとひと安心。もしも、ココナッツオイルが私の肌に合っていたら、目のかすみの原因がすぐには特定できていないかもしれないなと思うと、かえってよかったのかもしれません。

インフルエンサーの言葉をうのみにすることは少々リスクがあると反省しました。そして、夫に心配かけるのもほどほどに、引き続き自分に合ったスキンケアを探していきたいと思った出来事でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:岩下カナコ/40代女性。2015年生まれの娘、2017年生まれの息子、2019年生まれの双子の息子たち4児の母。育児に癒やされたり疲れたり、時には自己嫌悪したり。そんな日々を送っている。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)


監修者:医師 黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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