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「行かないよ」施設利用を提案されるも、義母の表情からは強い決意が<頑張り過ぎない介護>

  • 2024.9.16

一つ屋根の下で義母と同居しているまる子さん。嫁姑問題や介護の話をメインに自身の体験をマンガにしています。まる子さんは、義母から「義姉が仕事を辞めて介護をやる」と聞かされ、あまりの急展開に嫌な予感が……。夫に、義母の話を鵜呑みにするのではなく、電話で直接義姉と話して確認したほうがいいと提案します。そして、夫がその場で義姉に電話をして確認した結果「言ってない」とのこと。やっぱり……と思ったのもつかの間。義母は義姉に「最近まる子さんの暴言と無視がひどい」と愚痴っていたことも判明しました。心当たりがあるのは「暴言と無視」とまではいかないささいな出来事で、家族全員が、暴走する義母の解釈に振り回されてグッタリです……。

外科医と話した日から、不眠続きのまる子さん。誰に気持ちをぶつければいいのかもわからず、目標に掲げていた義母の直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)の手術も雲行きが怪しくなってきて、つらい日々を過ごしています。義母はそんなまる子さんの状況などお構いなしで、相変わらず勝手な言動を繰り返しています。栄養バランスを考えて一生懸命用意した食事も「まる子さんが勝手に用意しただけ」と言う始末。義母からの要求に応えたはずですが、まる子さんには、そう反論する気力すら残っていませんでした。

一刻も早く離れたいのに……!

ケマネジャーさんが来てくれました。

義母に施設をすすめて、離れたほうがいいと言ってくれましたが……。

※女王:義母

ケアマネさんは、夫が施設について難色を示していることも考えてくれていました。

ケアマネさんが義母と話してくれることに。

持って来たパンフレットを見せながら、いろいろと話してくれましたが……。

口から出るのは控えめな言葉ですが……。

その言葉の裏には、強い決意が見え隠れしていました。

ひとまず、今日のところはパンフレットを預かって帰ってもらうことに。帰り際、介護認定の話もしてくれました。

仕事から帰って来た夫に早速報告しますが……。

「施設はない」という夫の意見は変わらず。わかっていたけれど、結局何も変わりません……。

ケアマネさんに後光が射しているように見えるのは、私だけ……?

精神的にも肉体的にも限界に近づいてきたタイミングで、ケアマネジャーさんが話を聞きに来てくれました。ケアマネさんは、先輩にも今の状況を相談してくれたようで、義母には介護老人保健施設へ入ってもらい、私と離れたほうがいいと提案してくれました。施設の入所は、夫が難色を示していると以前から伝えていましたが「いずれ自宅で生活することを目的として過ごす施設」であれば、前向きに検討してもらえるのでは? と言われました。

そして、そのままケアマネさんと一緒に義母のもとへ。ケアマネさんは、施設のパンフレットを見せながら義母と話してくれましたが、案の定義母は「こんな状態では施設の皆さんにご迷惑をおかけするから」と、ちっとも行く気はない様子でした。とりあえず、パンフレットを預かって夫にも報告することに。いろいろ私のことを考えて提案してくれて、やはりケアマネさんはとても心強い存在だと実感しました。

その夜、仕事から帰った夫にケアマネさんから渡されたパンフレットを見せながら、提案されたことを説明しましたが……。やはり「施設には行かせない」という夫の考えが変わることはなく、一刻も早く義母と離れたいと思っている私の気持ちはくみ取られないまま。きっと……どうせ……何も変わらないのです。

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ケアマネさんは、まる子さんのことはもちろん、義母の体のことも考えて施設に入る提案をしてくれたのだと思いますが、夫に理解してもらえず残念でした……。それでも、このつらい状況の中、自分に寄り添って意見をしてくれる人がいると実感できたのはよかったですね。介護する人の負担、介護される人の気持ち、家族の意見……何を優先して決めればいいのか、正解がないからこそ難しいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター まる子

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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