どこに置いてもさまになる、自由なスツール6選。｜空間に映える、美しい椅子

新しい椅子を一脚置く─。それだけで、不思議と部屋の印象は変わるもの。国内外の注目デザイナーが手がけた、機能性にもこだわった6つのスツールを紹介。

ベルリンを拠点に活躍する台湾出身のふたり組によるデザイン。積み木を重ねたように、角材、平板、丸棒を直感的に組み上げたユニークな形。

座る向きに応じて高い方を背もたれやテーブル代わりに使うこともできる多機能スツール。コンスタンティン・グルチッチによるデザイン。

靴を履く、靴紐を結ぶ、靴を磨くといった"靴"にまつわる一連の行為を、ひとつの形に凝縮した靴専用スツール。建築も手がける二俣公一がデザイン。内と外の連結部でもある玄関先というヘビーデューティな使用環境を鑑み、建築工具にも使われるメッキを施した。

タイ北部のチェンマイ一帯に残る豊かな森の恵みと木工の技を、バンコク拠点のアトリエ・ツー・プラスが現代的に表現。有機形状の3つのパーツを巧みに組み合わせた脚のデザインが秀逸。

パイプの一部を潰すように押し曲げる伝統的な金属加工技術を、デザイナーの岩元航大がスツールへと転用。座面の端から伸びた2本のパイプをぐにゃりと曲げて、前脚に絡みつかせている。

幡ヶ谷の人気店パドラーズコーヒーの内装を手がける鰤岡力也が、同店のために制作したスツール。高さの異なる3つのコレクションが揃う。

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＊「フィガロジャポン」2024年9月号より抜粋