食卓にアクセントをもたらす、表情豊かなダイニングチェア6選。｜空間に映える、美しい椅子

新しい椅子を一脚置く─。それだけで、不思議と部屋の印象は変わるもの。遊び心もあるダイニングチェアは、いつもの食卓に楽しい変化をもたらしてくれるに違いない。個性的ながら空間になじむ6脚を紹介。

椅子のシンプルなアウトラインをアルミニウムで表現。軽量で持ち運びやすく、耐候性もあるので屋外でも使える。

安定したソリ脚を採用しつつ、脚部の内側を斜めに削ぎ落とし、軽快な印象を与えている。デンマークの実力派、セシリエ・マンツが広島の家具メーカーと協働したもの。

上質なエレガンスと軽やかさを両立させるため、背もたれのスラットのデザインを細やかに検証。洗練のフォルムを描き出したマイケル・アナスタシアデスの最新作。

日本の伝統品である枡を熊野亘が家具へと発展。霰組（あられぐみ）による接合が高い木工の技を際立たせている。

ストックホルムで活動するニック・ロスが1990年代ミニマリズムから着想した椅子。太めのフレームに上部が三角形にカットされた背もたれを合わせることで、親しみやすさとシャープさを共存させた。

イギリスの田園地帯で育ったデザイナーのフェイ・トゥーグッドが、懐かしい風景から発想を得たデザイン。3本脚は搾乳用のスツールから、背もたれは畑仕事で使う鍬から着想を得ている。

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リヒトギャラリー
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＊「フィガロジャポン」2024年9月号より抜粋