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「うちの子に限って…」息子の発達に違和感。夫は検査に猛反対!?説得し検査した結果、後悔することに

  • 2024.9.15

私は台湾人の夫と国際結婚し、現在3歳半の息子と3人で台湾の台北で生活しています。私は息子が1歳を過ぎたころから、息子の発達に違和感を覚えていました。しかし、夫は「そんなわけない」と、検査を受けることに猛反対。保育園の先生にどうにか夫を説得してもらい、なんとか検査を受けることに。その結果は……。

1歳過ぎて覚えた違和感

息子は運動面での発達に問題はなかったのですが、言葉の遅れがとても気になっていました。家族やママ友に相談しても、「男の子は遅いから、気にしなくて大丈夫!」という返事ばかり。ただ、息子が1歳3カ月になり保育園へ通い始め、言葉の面や仕草などに「他の子と何か違うな?」と感じることが多くなりました。

他の子が先生を見て「バイバイ!」と言っているのに対し、息子はどこか別の方向を見て、「バイバイ!」と手を振っているのです。最初はたまたまだと思いましたが、見ていると、ほぼ毎回同じようにしていました。他の園児のママが息子に声をかけてくれても、私の息子がそのママを見ることはありませんでした。

発達の遅れを認めない夫との衝突

最初に「発達障害かもしれない……」と感じたときに、夫に何度も相談しました。しかし、夫は「まさか、そんなわけないじゃん」と気にする様子もありませんでした。

それでも私がしつこく検査をしに行ってみようと言うと、「うちは家庭内で2つの言語を話しているから、息子も混乱して言葉が出ないんだ! 発達障害ではない!」と言うのです。私からいくら話しても、夫は聞く耳を持たないと思ったので、保育園の先生へ相談することにしました。

先生の協力もあり、無事に検査することへ

はじめに保育園の先生に相談したときは、先生も「元気過ぎるだけで、特に問題はなし」というものでした。しかし、その数カ月後、主任の先生から「確かに心配な点がいくつかあります」という話が。そして、先生は、病院の資料などを準備してくれていました。しかし、夫にその資料を見せても反応はなし。それからも夫婦での話し合いは平行線で、資料をもらってから、すでに半年近く経ってしまいました。

私には夫を説得することができないと思い、保育園の先生から夫に何度も電話をかけてもらい、「療育は早い方が良い場合があります。すべてはお子さんの将来のために」と説得してくれたのです。そして、やっと夫も折れて、病院で検査することに同意してくれました。

診断の結果と台湾での療育

検査を受けた結果、息子は「発達障害の疑い」との診断が下りました。検査の結果を聞いて私が感じたのは、「やっと息子に治療を受けさせてあげられる」ということでした。ホッとした気持ちになったのを今でも覚えています。

また、台湾では療育を始めるのに数カ月かかると言われたので、もっと早く、発達に違和感を覚えた時点で検査を受けさせていれば……と、後悔の気持ちも押し寄せてきました。しかし、運よく検査の翌週から療育に通えることになったのです。現在、療育を始めて1年経ちます。今でも言葉はまだ遅いですが、確実に成長してきていると感じています。

海外に住んでいるということもあり、息子の発達へ違和感を持ったとき、とても不安でした。私の中国語が完璧ではない中で、「どうやって病院を調べよう? 台湾ではどんな治療を受けられるんだろう?」と、ネットで検索する毎日。そのため、台湾で治療をおこなうには、台湾人の夫の協力が必要不可欠でした。今後も息子のためにいい方法が見つけられるよう、夫婦で話し合っていきたいと思っています。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:鈴木けいこ/女性・主婦。日本人と台湾人のハーフである3歳の男の子の母。台湾在住。息子が2歳半のときに発達障害の診断がおり、現在台北の病院で療育中。主に台湾での子育てについて執筆中。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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