1. トップ
  2. ダイエット
  3. 「まさか太った?」デニムが入らず焦る40代。友人のひと言で気付いた原因とは

「まさか太った?」デニムが入らず焦る40代。友人のひと言で気付いた原因とは

  • 2024.9.16

健康と体形維持の関係性には気を付けていたはずでした。しかし、加齢とともに基礎代謝が落ちるという情報が私の頭から抜けていました。30代のころと同じ意識のまま、40代を過ごしてはいけないと痛感し、行動を見直した体験をお伝えします。

デニムのはき心地に違和感

ある朝、デニムのボトムのジッパーが閉まりにくいことに気付きました。ジッパーを上げきると、おなか周りや太もものあたりが窮屈に感じるのです。

一度体の変化を意識し始めたら、他にも違和感を覚えるようになってきます。頬の内側を何度もかんでしまってできた口内炎がなかなか治らない。体の動きも鈍くなってきたような……。気分が沈みがちになることも増えました。

ふとスマホアプリに記録しておいた体重と体脂肪率を確認してみると、どちらの折れ線グラフも緩やかに上昇していました。アプリには数値を入力するだけで振り返りをしておらず、体重増加の自覚が遅れたのです。しかし、体重と体脂肪率が変化した原因に思い当たることはありませんでした。

そこでスリムな体形を保つ年上の友人に「生活習慣に変わりはないのに体重と体脂肪が増えてしまって……」と話をしてみました。すると「40歳を越えたらそういうことが起こる!」と勢いよく答えが返ってきました。「加齢で基礎代謝が落ちる」というのが友人の見解でした。

減っていく基礎代謝量

自分でも加齢と基礎代謝について調べてみました。

基礎代謝は目が覚めているときに必要な最小限のエネルギーのことで、10代をピークに年齢を重ねるごとに代謝量が減っていくのだそう。代謝量が減っていくのに対して、食事も運動も30代と同じ量のままなら、体重が増えるのは当たり前のことです。

太って手持ちの衣類が使えなくなるのも、頬をかんで常に口内炎に悩まされるのもできれば避けたいものです。

私は毎日を機嫌良く過ごしたいので、生活習慣を見直すことにしました。生活習慣をいきなり大きく変化させると痩せるどころか太ってしまうかもと思ったので、小さなことから少しずつ始めることにしました。

生活習慣の見直しを始める

まずは、元々日課だったラジオ体操と散歩に、5分程度で終わる簡単な運動を少しずつ追加していきました。

YouTubeのエクササイズ動画をいろいろと試し、ヨガとスクワットなら楽しく続けられることが実感できました。散歩の長さは1週間の平均歩数で考えることにしています。以前は5,000歩くらい歩いていましたが、1駅歩くなど心がけているうちに8,000歩くらいまで増やすことができました。

食事に関しては、目分量ではなくしっかり計量することを意識しています。数字で確認していくうちに、自分が満足する食事量が把握できるようになってきました。

たまにサボりたくなったり、友人とのお付き合いがあったりと目標に届かないこともありましたが、自分を責めずにゆるゆると生活習慣の改善を続けています。

その結果、違和感があったボトムがはきやすくなりました。また頬の内側の肉をかまなくなり、口内炎もできにくくなっています。体も快適に動けるので、気分も上がります。結果が出るとうれしいですし、地味な努力を続けることができて自信がつきました。

まとめ

自分の変化に早めに気付き、生活習慣を見直し、行動に移していく重要性を実感しました。今回は「小さなことから少しずつ」と考え運動に焦点を当てました。これからは食事内容にも気を配り、食事と運動の両面から健康と体形維持を心がけたいと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:神野史保/40代女性。学生時代は小説・シナリオライティングを学び、卒業後はDTPオペレーターとして勤務。転職先で適応障害を患い退職。読書や散歩など、穏やかに楽しめるものが好き。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる