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婚約者が「あっくん愛してる♡」と誤爆メッセージ。信じたフリをしてある日突然、婚約破棄した結果

  • 2024.9.15

僕には付き合って3年目になる婚約者がいました。ところが、彼女の浮気が発覚したのです。結婚目前にして裏切られるなんて、彼女のことをどうしても許せません。そこで、彼女に制裁を加えるべく、浮気の証拠を集めることにして……。

彼女の様子がおかしいかも?

僕は26歳の会社員です。付き合って3年目になる1歳下の婚約者と同棲していて、毎日が幸せでした。彼女はフリーターで、飲食店でアルバイトをしています。休日や勤務時間の違いですれ違うことも多いけど、時間があるときはできるだけ一緒に過ごしています。

ところがここ最近の彼女は、仕事が終わったあとのデートをドタキャンすることが多くて……。さらには、高価な化粧品を購入したり、エステに通い始めたり。彼女の浮気を疑いたくはないけれど、「誰のために努力しているんだろう?」と思うと、不安になる日もありました。

彼女の浮気を確信した日

そんなある日。彼女からデートをドタキャンされた僕は、自宅で料理をして気を紛らわせることに。すると、彼女から「これから行くね!あっくん大好き♡」とメッセージが届いたのです。

僕の名前に「あ」は入っていないし、今まであっくんと呼ばれたことは一度もありません。「これってもしや……」と対応に困っていると、彼女から続々と愛を伝えるようなメッセージが届きました。しばらく返信せずに様子を見守っていると、彼女から「伝えるの忘れてたけど、これからあっくんて呼ぶことにしたから!」と連絡が。どうやら、誤爆に気がついたようです。

このとき、彼女の浮気を確信した僕。「まさか本当に浮気していたなんて」と、深いショックを受けました。

妹と力を合わせて浮気調査スタート!

その後、僕は浮気に気づいていないフリをして、彼女に「僕も大好きだよ」と返信を送り、妹のもとへ向かいました。妹は昔から頼りになる女性で、何かあると相談に乗ってくれます。憔悴しきった僕の顔を見て、妹はすぐに何かあったと悟ったようです。僕を自宅に迎え入れたあと、親身になって話を聞いてくれました。

「やっぱりこれって浮気だよな?」と意見を聞くと、妹は「間違いなく黒でしょうね」と即答。結婚目前にして裏切るなんて、彼女の非情な行動を見て見ぬフリはできません。そこで妹と話し合い、2人で力を合わせて浮気相手を調査することに。

そして、浮気の証拠を掴むまで彼女を泳がせていると……1カ月後にはバッチリと浮気現場を押さえることができました。浮気相手は彼女のバイト先の常連客であること、浮気相手は既婚者であることも突き止めました。

あとは彼女を追い詰めるだけです。彼女との別れを決意した僕は、「婚約破棄に向けて話し合いたい。僕の担当弁護士に都合のいい日時を伝えてください」という置き手紙を残して、彼女と同棲していた家を出ました。

証拠を揃えて話し合いの場へ

迎えた次の土曜日、僕たちは身内を交えて話し合いをすることに。僕の場合は両親と離れて暮らしているため、妹に同席してもらい、一方の彼女は、両親を連れて現れました。

すると、到着するや否や、彼女の父親が「これはどういうことだ!」と僕を非難してきました。彼女の母親も「突然婚約破棄なんて何があったの?」と驚いています。彼女は自分が浮気したことを両親に伝えていないようです。

僕と妹が「本当に何も心当たりはないの?」と質問したところ……彼女は泣いたフリをしながら「心当たりなんてないってぇ〜!」とシラを切ります。意を決して、妹が「こちらをご覧ください」と、浮気の証拠を突きつけました。僕たちが集めた証拠品は、彼女が浮気相手と密会しているときの写真、そして彼女と浮気相手の会話を録音したテープレコーダーです。言い逃れできない状況ができたため、僕は淡々とした口調で「彼女の不貞による婚約破棄ですから慰謝料を払ってもらいます」と告げました。

その後、すべての証拠品を確認した父親から「お前!婚約者がいるのに他の男と会ってたのか!」と詰められると、彼女は「違うの!本当はあっくんと結婚したいけど、この男がかわいそうだから別れられなかったの!」と主張を変えてきました。

さらに、彼女が「あっくんには慰謝料を請求しないで!」と泣きついてきて、あまりの必死さに思わず僕は呆然としてしまいます。妹が「慰謝料は2人分で600万です」と告げたところ、彼女の父親はどうしても娘がかわいいようで、「娘の将来のために2人分の慰謝料は私が払う」と言い出しました。

内容証明を渡し、慰謝料を払う旨の合意書にサインをもらったところで、この日の話し合いは終了となりました。

追い詰められた彼女の家族は…

それから1週間後。彼女の父親から「話がしたい」と弁護士経由で連絡が入ったため、再び彼女と彼女の父親と顔を合わせることに。弁護士事務所の会議室に入った瞬間、2人が僕に怒りをぶつけてきました。

どうやら、先日渡した内容証明をちゃんと見ていなかったようで、彼女の父親は、娘の浮気相手が既婚者だと知るのが遅れた様子。僕の妹が浮気相手の自宅にも内容証明を送っていたため、彼女は浮気相手の妻からも慰謝料を請求されていたのです。

「責任とって私と結婚してよ!」と詰め寄ってくる彼女に、沸々と怒りが込み上げてきました。ただ、僕よりも妹のほうが耐えられなかったようで……ギャーギャーと騒いでいる彼女と彼女の父親に、妹が「浮気した時点で誰かに大切にされる資格も愛される資格もないのよ!」と一喝。

その後、妹によって彼女が浮気相手に貢いでいたという事実も明かされ、彼女のお父さんも「フリーターで生活費もカツカツだったのに男に貢いでたのか!」と、さすがに呆れていました。

破局後の結末

結果、彼女の父親の怒りの矛先は、僕から彼女へ。その後は、双方の弁護士を交えて話し合い、慰謝料を手にすることができました。浮気相手の妻にも慰謝料を支払うことになった彼女は、まともな生活ができないほど働き詰めの状態のようです。

浮気相手の男性も妻と離婚したようで、こちらも借金を背負った上に、会社を退職せざるをえない状況になったのだとか。一方の僕は、今度こそお互いに大切に想い合える相手と出会い、幸せな毎日を送ることができています!

【取材時期:2024年8月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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