【くすみ・ベタベタ対策】お悩み別！夏の“効く”頭皮ケア

2024.9.14

・教えてくれたのは…

RESALON 毛髪診断士

丁子恵さん

タカラベルモント研究員

金澤莉香さん

気づかぬうちに頭皮から老ける人、夏に続出！

丁子さん

5月ごろから紫外線が強くなり、夏の間中、紫外線を浴び続けると、頭皮にある髪をつくる“美髪工場”が打撃を受けます。また、汗や皮脂は、常在菌のエサとなり、ニオイや肌荒れ、抜け毛などの原因に。さらにエアコンによる乾燥や冷えからくるコリなど、夏の頭皮ダメージは深刻です。積極的なケアこそが、未来の髪を守るためのカギに。

金澤さん

セルフケアで改善が見られない場合は、頭皮ケアを行っているサロンなどでプロの力を借りるのもおすすめです。

＼夏の頭皮は悲鳴を上げている！／

紫外線ゴワゴワ…パサパサ… ちり・ほこりカチコチ頭皮毛根にたまる皮脂紫外線やエアコンによる乾燥

【1】カチコチ頭皮

丁子さん

猛暑の今、冷房環境で過ごす時間が増え、さらに、デジタルガジェットを手放せない現代人には“カチコチ頭皮”のNEXTステージ、“ブヨブヨむくみ頭皮”が急増中！

【2】紫外線によるダメージ

金澤さん

紫外線の中でもUVAは波長が長く、毛根のある真皮にまで届き、髪を育む要となる毛母細胞にダメージをあたえます。そのため、日焼けすると抜け毛や細毛の原因になります。

【3】毛根にたまる皮脂

金澤さん

頭皮の皮脂腺の数は、Tゾーンの2～3倍！ さらに、髪に覆われている頭皮は、つねに“マスク蒸れ”状態に。皮膚温度が上がると皮脂量がアップするため、よりベタつきやすくなります。

【4】紫外線やエアコンによる乾燥

丁子さん

夏に頭皮のUV対策を怠り、分け目がこんがりしていませんか？頭皮が日焼けすると、紫外線ダメージで肌が乾燥して頭皮が老け、顔のたるみにも影響が！

レスキュー01まずは自分の頭皮状態を知ることから

金澤さん

頭皮は髪に隠れているので、ダメージの発見が遅れがちです。定期的にスマホで頭皮の写真を撮影するなどして、友だちとチェックしあうことが早期発見の手立てに。

◆乾燥・日焼け悩み

汗をかいてもカサつきが見て取れる
毎日洗っているのにフケが出る
頭皮が痒い

◆カチコチ頭皮悩み

頭皮が動きにくい
頭皮を揉んだときに痛みを感じる
解熱シートのようなブヨブヨ感がある

◆皮脂ベタベタ悩み

髪の根元がベタついて見える
シャンプーが泡立ちにくい
吹き出物ができている

◆ペタンコ・細毛悩み

生えてくる毛が細い
数ヵ月前より抜け毛が多い
髪の根元が立ち上がらない

チェックが多くついた項目ほど危険度大！ただし、頭皮の悩みは複合的なので1個でも当てはまれば要注意。

レスキュー02全員必修！夏のUV対策を見直そう！

金澤さん

頭皮用のUVコスメは、毛根のある真皮を守る“PA値”が高いものを選ぶとよいでしょう。日焼け止め効果を保つためには塗り直しも大切です。汗をかいた後は、軽く拭き取ってからリタッチしましょう。生え際や耳まわりは塗り忘れやすい部分なので注意を。

丁子さん

5月から夏の紫外線が強い時期に、帽子や日傘などで物理的な遮光をするかしないかで、秋以降に生える髪の質に差が出ると感じます。

これを使って検証！

イーラルイルミガードシャワー

SPF50＋・PA＋＋＋＋ 95g ￥4950

UVスプレーあり

UVスプレーなし

編集部員がUVスプレーの効果を体当たり検証。ジリジリ紫外線が降り注ぐ晴天の猛暑日に、UVスプレーをして過ごしていた様子が写真上。その後、UVスプレーをやめ、無防備な状態で過ごした頭皮は、1週間で明らかに日焼けを！ UVスプレーの実力は確かだった。