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「日本ロケは少し寂しかった」とイ・セヨン、本音を打ち明けた坂口健太郎…『愛のあとにくるもの』制作発表会の様子

  • 2024.9.14

9月12日、韓国・ソウルのウェスティン朝鮮ホテルにて、韓国Coupang Playシリーズ『愛のあとにくるもの』(Prime Videoで配信予定)の制作発表会が行われた。この場にはイ・セヨン、坂口健太郎、ホン・ジョンヒョン、中村アンの主演キャストと、ムン・ヒョンソン監督が出席した。

同作は、運命のような愛が終わり、全てを忘れた女性・ホン(演:イ・セヨン)と後悔に満ちた男性・潤吾(演:坂口健太郎)の、愛の後の物語を描いた感性ロマンス。

劇中でホンを演じたイ・セヨンは、「ホンは日本で潤吾に出会い、恋に落ちるわけだが、彼女にとって日本は友達も家族もいない場所だ。恋に落ちたけれど、孤独な時間が続き、もう耐えられなくなって別れを選ぶ。その過程で心が少し閉ざされたのではないかと思う。『運命的な愛は本当にあるのか?』と疑い、信じないことを選んだ。でも、心のどこかでは運命を信じたいという気持ちがあったのではないかと思いながらホンというキャラクターを演じた」と語った。

イ・セヨン
イ・セヨン(写真提供=OSEN)

日本語のセリフをこなしたことについて聞かれると、「実は、健太郎さんよりも私のほうが日本語セリフの量が多かった」と打ち明けた。

「彼のキャラクターは口数が少ないので、私のほうが日本語のセリフが多かった。最初は潤吾の話を聞いてリアクションしなければならなかったので、セリフを覚える必要があり、大変で孤独でもあった。でも、サポートしてくださる先生がいて、自信を持って取り組むことができた。撮影現場では、日本のスタッフとも仲良くなり、健太郎さんも私に韓国語を教わりながら、リラックスして撮影できた。健太郎さんはもう私より韓国語が上手だ」

「日本での撮影は少し寂しかった」と率直に明かしたイ・セヨン。

「異国の地で国籍が異なる人と恋をするとどうなるか、私は経験したことはないが、日本で撮影しながら少し孤独を感じた。現場で違う言語のセリフを話すたびに感じる気持ちが、ホンというキャラクターの理解を深めた。避けられない孤独感や現実的な問題が心に響いた。視聴者の皆さんにも、ぜひ共感していただけたら嬉しい」

潤吾を演じた坂口健太郎は、「台本を初めて読んだ時、とても美しい物語だと思った」と前置きし、「日本の男性と韓国の女性が出会い、文化の違いがある中で、愛という共通の意識を持って物語が進んでいく美しい物語を提案いただいて、とても嬉しかった」と、出演の感想を明かした。

潤吾というキャラクターについては、次のように語る。

「ホンと潤吾は5年の間、付き合ったり再会したりするわけだが、5年間も1人の女性を思い続けるわけで、大きなエネルギーが必要なキャラクターだと思った。その5年間、潤吾の中には後悔や悲しみなど、様々な感情があったと思う。そのすべてを抱えながらホンを5年間愛し続けるというキャラクターを見て、僕にはできるだろうか?という疑問と心配を感じた。しかし、これこそが本音だし、その愛情の中には美しさばかりあるわけではないと思う。悲しみと美しい感情が混ざり合った作品だから良かったし、正直な感情が表現されているところが素晴らしいと思った」

坂口健太郎
坂口健太郎(写真提供=OSEN)

作品の見どころについて聞かれると、「視覚的にダイナミックなラブストーリーではない」とコメント。続いて「2人の心情を描く物語なので、内面的な話が多く含まれている。だからこそ、演じる時は細やかな表現が大切だと思った。監督も繊細な演出をしてくださり、小さな表現にも注意を払ってディレクションしてくださった。少しずつ感情が浸透していく様子を、視聴者の皆さんにもじっくりと見ていただければと思う」と強調した。

最後に、イ・セヨンは「このプロジェクトに参加できて本当に幸せだった。海外で作品ができるだろうか、他の国の言語で演技できるだろうか、という悩みもあって、いざ撮影が進むにつれてとても幸せな気持ちになった。違うけれど、最終的にはお互いが似ていった。本当に貴重で、繊細で、私たちは結局国籍が違うけれど、区別する必要があるの?と常に思った。この幸せな仕事を通じて、今後もこうした機会が増えてほしいと心から思う」と語った。

左から坂口健太郎、イ・セヨン
左から坂口健太郎、イ・セヨン(写真提供=OSEN)

坂口健太郎も、「国を越えて出演することになった。一つの作品のために多くの方が力を尽くした。監督は登場人物4人の素晴らしい瞬間をすべてうまく収めてくださった。この仕事は本当に楽しく、これをきっかけに日韓の協力が増えればいいと思う。ぜひ多くの方に見ていただきたい」と挨拶した。

『愛のあとにくるもの』は、9月27日20時よりCoupang Playで配信予定。Prime Videoでも見放題独占配信される。

(記事提供=OSEN)

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