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フジテレビのドキュメンタリー番組で話題! 15人の大家族・うるしやま家のスーパーママ流マネジメント術

  • 2024.9.14
ダ・ヴィンチWeb
『15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓』(漆山佳月/KADOKAWA)

全世代に愛されている超人気大家族をご存じだろうか。7年の密着取材&6回の地上波放送を経て、今では登録者数44万人(2024年9月時点)を誇るYouTubeチャンネルを運営する、うるしやま家。13人の子どもを育てているのは、縁の下の力持ちとして家族を支える漆山佳月さんだ。

大家族だからといって家事や子育てに一切の妥協なし。むしろ神レベルにこなすスーパーママで、「凄すぎる……!」「こんなお母さん憧れる!」といった声が後を絶たない。そんな漆山さんの著書『15人大家族 うるしやま家のママ流 笑顔がたえない36の家訓』(漆山佳月/KADOKAWA)では、「◯歳だからできないなんて思わない」「手を貸すこと=愛情とは思っていない」など、これまでの家事や子育ての常識を覆す、家族マネジメント術が盛りだくさん。新米パパママからベテラン父ちゃん母ちゃんまで参考になる、「家族みんなが笑顔になる」秘訣をお聞きしました。

「叱らなくて済む仕組み」を作り上げる

このあいだ上の子たちに、「ママに、強く怒られたり叩たたかれたりしたことある?」って聞いたら、「うーん、ないね」と言ってました。

わたし自身も、強く怒ったり叱ったりした記憶はほとんどないです。自分でやるべきことは、1人目の時からチェック表を作ってました。

日々の生活で「◯◯をやりなさい!」と強く言ってやらせるよりも、「習慣」にしてしまった方がいいと思うんです。そうすれば、「やるのが当たり前」になるし、「やらないと気持ち悪い」って感じになるのかなぁ〜って。

家の中の約束ごとや規範が、いい意味で受け継がれているのかなと思ったりしています。

「すごいじゃん!」「天才じゃん!」ばっかり言っている

「今日、◯◯だった〜。すごく悔しかった〜」

「そうなの? でも、挑戦したのはすごいじゃん!」

「ママっていつもそう言うよね」

と、落ち込んでいた子があきれたように笑うのはいつものこと。

励まさなきゃとか、元気づけなきゃと意識してるわけじゃないんです。うまくいかなかったこととか悪かったことよりも、がんばったこと、できたことの方に目を向けて、背中を押したいんです。

どんなこともほめたり、プラスに考えたりすると、「もうーっ!」て言いながらもうれしいのかなぁ〜。子どもの笑顔を見ると、わたしも本当にうれしいです。

「手を貸すこと=愛情」とは思っていない

子どもが小さいうちは、特にいろいろと手をかけます。

でも成長するにつれ、「怒られるから」とか「ケガするから」と言って、いつまでも親が手を貸すことが愛情じゃないなとは思っています。

ケガや事故につながるようなことではない限り、失敗しないように手を貸すよりも、子どもが「やってみたい」と思っていることをやらせてあげたい。もし思ったようにできなくて失敗したら、その時に手を貸せばいいし、失敗して落ち込んだらそれを受け止めてあげればいい。

それがわたしなりの愛情かなって思っています。

それぞれの家族には、いろんな事情があると思います。わたしの選択が誰にとってもいいとは思いません。ただ、どんな選択をしても、自分らしいと思えればいいんだと思います。

産んでも産まなくても幸せに生きることはできるし、子どもが1人でも2人でも13人でも楽しい暮らしは送れる。

家族はいつでも味方でいてくれると思っています。

文=茂木有芽

漆山佳月 うるしやまかづき●美容師。1977年生まれ、鹿児島県出身。6男7女の15人大家族、漆山家のお母さん。フジテレビの不定期放映の密着ドキュメンタリーが人気で、YouTube「漆ちゃんfamily」は、チャンネル登録者数44万人を超える(2024年9月時点)。家事、収納、子育て、家族マネジメントが神レベルで、スーパーママと呼ばれている。

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