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【美容師が解説!】帽子をかぶるときのNG行動と「髪が崩れない簡単テクニック」とは

  • 2024.9.13

帽子はファッションの一部として人気がありますが、かぶった際に髪がつぶれたり、バランスが悪く見えたりすることを心配する方も多いのではないでしょうか。帽子をかぶっておしゃれを楽しみたいけれど、髪のセットが上手くいかないという声はよく耳にします。今回は美容師の筆者が、帽子をかぶるときに「やってはいけないこと」と「やると良いこと」を解説していきます。

帽子をかぶるときにやってはいけないこと

髪を完全にフラットにするのはNG

帽子をかぶるときに髪をあまりにも平らにセットしてしまうと、帽子を外した瞬間に髪がぺたんこになり、ボリューム感がなくなります。特にトップ部分がつぶれてしまうと全体のバランスが崩れ、髪型が決まりにくくなります。髪を整えすぎず、自然な動きやふんわり感を残すことが大切です。

汚れた髪で帽子をかぶるのは避ける

髪が汚れている状態で帽子をかぶると、帽子の中で汗や皮脂がこもりやすく、臭いや頭皮トラブルの原因になります。清潔な状態で帽子をかぶることは髪や頭皮の健康を守るためにも大切です!

帽子をかぶるときにやると良いこと

バランスの良い帽子のかぶり方

©永嶋恵美子

左の写真のように髪の毛を全部下ろした状態で帽子をかぶると、重たい印象になってしまうだけでなく、顔が隠れすぎて暗い印象になってしまいますよね。

ここからは、顔が隠れすぎず出しすぎず、バランスの良いかぶり方をご紹介していきます。

トップに逆毛を立ててボリュームを出す
©永嶋恵美子

まずは、黒目の幅分の前髪を取って横に三等分し、奥から順番に逆毛を立てていきます。

帽子をかぶる前にトップ部分に軽く逆毛を立てることで、髪がつぶれるのを防ぐことができます。さらに、トップに適度なボリュームが出ることによって、帽子をかぶっても頭の形がきれいに見える効果も。帽子を外した後も髪型が乱れにくくなりますよ。逆毛を立てる際は根元付近を指や櫛で軽く逆方向にとかし、自然なボリューム感を作りましょう。

逆毛を立てたら後ろに流しておく
©永嶋恵美子

次に、サイドバングを少量引き出します。サイドは全て耳にかけ、もみあげのところのみ少量引き出すと、左の写真のようになります。

また、帽子をかぶる前に軽くヘアスプレーでセットしておくと、髪が帽子の中で乱れるのを防ぐことができます。軽めのスプレーを選ぶと髪が自然に見えるので、ぜひ試してみてください。ハードスプレーの場合は髪が乱れた際に指通りが良くなく、ヘアセットしづらくなってしまうので注意が必要です。

©永嶋恵美子

この状態で帽子をかぶると、後れ毛を少量出すことによって、程よく顔が見え隠れし、バランスが良くなります!

さらにトップには逆毛を立てているので、帽子を取ってもペタンコになりづらく、おすすめです。

帽子と髪型の相性を考える

帽子の種類に応じて髪型を調整することも大切です。例えばキャップをかぶるときは、ラフでカジュアルな髪型が似合います。トップに軽くボリュームを持たせ、サイドの髪を耳にかけることでこなれた印象になるでしょう。

一方、ハットやフェルト帽のようなフォーマルな帽子の場合は、髪型もきちんとまとめるのがポイント。ストレートヘアや低めの位置でまとめたシンプルなヘアスタイルだと帽子と相性が良く、洗練された印象になるでしょう。

帽子をかぶるときのスタイリングは、ひと工夫することで髪がつぶれず、全体のバランスが良くなります。やってはいけないポイントを避け、帽子と髪型の相性を考えたスタイリングをすることで、帽子をかぶったファッションがさらに引き立ちますよ。今回紹介したテクニックを取り入れて、帽子をかぶるヘアスタイルをおしゃれに楽しんでください!

筆者情報

永嶋 えみこ(Instagram@nagashiii_arrange)
Droog 美容師。サロンワークからヘアメイク・ファッションに興味がありご自身でも簡単に出来るスタイリング・ヘアアレンジを提案していきます。

文/永嶋恵美子

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