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安達祐実、青木崇高の演技を絶賛「お芝居がうまいので絶妙にイライラしながら演じました(笑)」<3000万>

  • 2024.9.13
安達祐実、青木崇高 ※ザテレビジョン撮影
安達祐実、青木崇高 ※ザテレビジョン撮影

【写真】サプライズのバースデーケーキに笑顔の安達祐実と祝う青木崇高

安達祐実が主演を務める“新感覚”なクライムサスペンス「3000万」(毎週土曜夜10:00-10:49ほか、NHK総合ほか)が10月5日(土)からスタート。初回放送を前に完成披露試写会が9月13日、東京・NHK放送センター内で行われ、安達をはじめ、共演の青木崇高、脚本を担当した弥重早希子氏、名嘉友美氏、山口智之氏、松井周氏、演出の保坂慶太氏が登壇した。

現役世代の欲望をあぶり出し描く、“WDRプロジェクト”のドラマ

2022年、NHKが新たに立ち上げた脚本開発チーム“WDRプロジェクト”。本作は複数の脚本家が“ライターズルーム”という場に集い共同執筆する、海外ドラマの手法を取り入れ、4人の脚本家により紡がれるオリジナルドラマだ。日々の生活、子育て、チャンスのない社会、将来への不安などさまざまな思いが渦巻く世の中に生きる現役世代の欲望に着目。思わぬアクシデントと出来心をきっかけに、人生が激変してしまう家族の物語となっている。誰もが余裕なく生きる社会の痛みをえぐり出す、“やみつきになるエンターテインメントドラマ”を描く。

キャストは、主人公のコールセンターの派遣社員として働く佐々木祐子役を安達、その夫・義光役を青木が演じる。

“日本のドラマではない新しいドラマを”チーム一丸で作った作品

会見は、チーフ演出・の保坂氏の挨拶(あいさつ)から始まり、本作に懸ける熱い思いが詰まった時間となった。主演を務める安達は「最初にこの企画をいただいた時から面白い試みだと思いました。NHKさんでドラマの主演をやらせていただけるのも、これが人生最後かもしれないという意気込みで撮影をさせていただきました」と笑顔で本作へ臨んだ思いを告白。青木も「挑戦的で挑発的な作品。この仕事をやっている以上、“挑戦”に携わりたいですし、野心的な皆さんとご一緒できて本当にしあわせでした」と作品への自信をうかがわせた。

また脚本を担当した弥重氏は「愛を込めて作ったので、今日この日が迎えられて本当にうれしい」と感激の面持ちを見せ、名嘉氏は「次が早く見たくなるような物語をみんなで考えて考えて作ってきた。一人では書けなかったようなお話になっています」と、山口氏は「私が想像した以上のものになっているんじゃないかと。色んな工夫が詰まって面白いドラマになっていると思います」と語り、最後に松井氏は「今(試写を)見て、興奮した状態でいます。まだまだ二転三転していくドラマを楽しみにしてほしいです」とアピールした。

安達祐実、青木崇高 ※ザテレビジョン撮影
安達祐実、青木崇高 ※ザテレビジョン撮影

青木崇高、夫婦役共演は「本当に楽しかった」

本格的に共演するのは初めてだという安達と青木。夫婦役で共演しての感想を聞かれると、青木は「ビジュアル的にも大きい、小さいというでこぼこな感じも面白いですし(笑)。夫婦として生活していたらこういうことあるよね、という微妙なニュアンスのやり取りを自然にできてとても楽しかったです」と安達と顔を見合わせながら笑顔でコメント。

それを受けて安達は、「撮影の合間で青木さんとお話ししていましたが、“男女の違い”ってやっぱりあるよね、ということを感じました。私は論点をずらされることがすごく嫌で。撮影の中でも夫婦感で言い争ったりけんかする場面があり、青木さんのお芝居がうまいので絶妙にイライラしながら演じました(笑)」と明かし、笑いが起きる一幕となった。

そして会見の最後には、明日9月14日(土)に誕生日を迎える安達にサプライズで青木からお祝いのケーキが贈られ、会場から拍手が沸き起こった。

安達はとびきりの笑顔を見せながら、「本当に1話も1シーンも気を抜かないで作った作品です。見ている方にも気の抜けない、飽きさせない面白いドラマになっていると思いますのでぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけ締めくくった。

クライムサスペンス「3000万」・あらすじ

コールセンターの派遣社員として働く佐々木祐子(安達祐実)は、家のローン、子育てなど悩みは尽きない。高圧的な上司にも耐え、先が見えないながらも日々の暮らしを成り立たせようと必死に生きている。一方、夫・義光(青木崇高)は、大した稼ぎもないのに“なんとかなる”と楽観的な態度を繰り返し、祐子はいら立ちを隠せないでいる。

唯一の生きる喜びは、息子・純一(味元耀大)の存在。習いごとのピアノに熱中する姿が愛おしく、誇らしい。でも日々の生活はギリギリ。ほんの少しでも楽な生活を送りたいと願っている。

そんな中、佐々木家をある不幸が襲う。それをきっかけに、ちょっとした出来心で選択を誤ったことで、その後の生活は一変することに。祐子たちの目の前に次々と現れるクセ者たちが、平穏な日常を狂わせていく。

行くも地獄、帰るも地獄…悪魔のささやきに耳を貸したとき、人はどうなってしまうのか。欲望、願望、希望…人々が潜在的に抱える望みや欲をむき出しにして、物語は混沌へと突き進んでいく。

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