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専門家が警告!パートナーとの関係が悪化するNGワード9選

  • 2024.9.13

気づかずに口に出しているかも? 良好な関係を築くために避けるべきフレーズを、人間関係のエキスパートが解説。

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特に感情がたかぶり、頭に血がのぼっているときこそ、パートナーへの気持ちの伝え方が重要になる。非営利グループプログラム「The Narrative Method」の創設者シャリ・フース氏は、次のように説明。

「話す前に、自分の言いたいことが相手にどんな影響を与えるのか、立ち止まって考えてみましょう」「その言葉によって相手がどんな気持ちになるかを予測することで、相手に共感を示すことができます。自分の立場から伝えたいことを書き出し、事実から逸脱することなく、思いやりを持って伝えられると感じるまで、何度でも書き直してください」

ときには、会話を一時中断することも大切。フース氏は、「気持ちが焦っているときでも、待つことはできます」「感情的になっていると思慮深くなれないので、『自分の気持ちを伝えたいけれど、考えをまとめる時間が必要』だと伝えればいいのです」と語る。

また、怒鳴ったり、傷つけるような言葉を口にしたり、相手を守勢に立たせたりすると、生産的な話し合いができなくなってしまうので避けよう。

「自分の気持ちを無視されたい人などいません。特にどちらか一方が、または両方がすでにストレスを抱えているときは、なおさらです」「不満をぶつけるところから始めると必然的に相手が守りに入ってしまいますし、不安な気持ちになると、お互いの立場を理解しづらくなります」と、フース氏。

ここからは、実際に避けるべきフレーズ9をチェックしてみよう。

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この言葉は2人の関係が終わったことを意味し、話し合っても意味がないことを示してしまう。

「たとえその瞬間にそう感じたとしても、もしくは別れる準備ができていたとしても、お互いを理解する気がないのであれば、わざわざ口に出す必要はないでしょう」「自分の感情をぶちまけることで一時的にすっきりしても、パートナーを傷つけ、2人の今後の関係を危険にさらすことになるので、意味がありません。その代わりに、言葉を慎重に選び、コミュニケーションを円滑にするボディランゲージを使うことを意識しましょう」とフース氏は解説。

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この言葉を言われたことがある人なら、どれほど苛立たしいか知っているはず。まさにガスライティング(心理的虐待の一種)といえるほど、相手を否定するような言葉だ。NYでセラピー治療などを行うノビレ・サイコロジーのオーナーで、心理学博士のキャサリン・ノビレ氏は、「防御的な態度は、コミュニケーションとして適切ではありません」「責めているような印象を与えますし、パートナーの感情を否定し、相手に問題があると感じさせてしまいます」と話す。

一般的に、相手がどのように感じているかを推測して言葉にするのは、避けたほうがいい。心理療法士の資格を持ち、『Healing From Toxic Relationships』の著者でもあるステファニー・サーキス氏は、「私たちは相手がどう感じているかはわかりませんし、それを共有するかどうかは相手が決めることです」「相手が感じていることをそのまま感じさせてあげるなど、相手の自主性を受け入れ、それをサポートすることが大切です」と解説。もし、相手に本音を共有したいという気持ちがあるのなら、何を伝えようとしているのか、なぜそんなに熱くなっているのかをオープンに受け入れることが大事だそう。

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たとえそれが事実だったとしても、この言葉を発することで何か隠し事があるように思われてしまう。

心理療法士で、『13 Things Mentally Strong Couples Don’t Do』の著者でもあるエイミー・モリン氏は、「プライバシーを守るのは健全なことですが、秘密が障壁になる場合もあります」「SNSのパスワードを共有したくない、家族とのプライベートな会話について話したくないなど、具体的にどんなことを明かしたくないのか、相手に伝えましょう。このとき、それが自身のプライバシーに関する境界を明確にしているだけであり、相手のことを『関係ない』と思っているわけではないと示すことも大切です」と説明。

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このような言葉は虚しいだけで、最悪の場合は自己満足で終わってしまう。NYを拠点に活動する恋愛セラピストのステファニー・マーネス氏は、次のように解説。

「本気で思っていない限り、あなたの不満を真剣に受け止めてもらったり、あなたが望む方向に変わってもらったりするための手段として、関係を終わらせるという脅し文句を使わないでください」「極度のフラストレーションや絶望感を味わった瞬間に『もう無理!』と言ってしまうのは自然な反応ですが、これを言い続けると、関係のすべてが不安定であるという感覚を強めてしまうことになります」

実際、こうした脅し文句は2人の関係を本来あるべき姿とは真逆の方向に向かわせる可能性がある。サーキス氏は、「『別れる』という言葉で話し合いを終わらせると、相手の思考を停止させてしまうかもしれません」「パートナーに対して、2人の関係をもう価値がないものとみなしている、というメッセージを送ることになるため、生産的な話し合いができなくなる可能性があります」と述べている。関係を終わらせることについて話す時間とエネルギーを使う代わりに、不満を直接伝え、解決の糸口を見出すほうが建設的とのこと。

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