テイラー・スウィフト、恋人トラビス・ケルシーが触れるものすべて「魔法に変わる」

9月11日（現地時間）に開催された2024MTVビデオ・ミュージック・アワード（VMA）にて、自ら監督を務めた「Fortnight feat. ポスト・マローン」で最優秀ビデオ賞を獲得したテイラー・スウィフト。受賞スピーチでは、ミュージックビデオの撮影に立ち会った恋人トラビス・ケルシーのエピソードを明かした。

ポスト・マローンらとニューヨーク州ロングアイランドにあるUBSアリーナのステージに上がったテイラーは、「このビデオを監督し、まとめ上げ、また脚本を手がけたことは最高にすばらしい経験でした。すべて関わってくれた皆さんのおかげです」とコメント。カメオ出演したイーサン・ホークとジョシュ・チャールズ、「女性監督とのコラボに尽力してくれる」「天才」撮影監督のロドリゴ・プリエト、ジ・エラズ・ツアーでもタッグを組んだプロダクションデザイナーのイーサン・トブマン、そして「皆さんが大好き」なポスト・マローンに感謝を伝えた。

続けて、「このビデオは観ると悲しくなるけれど、実は製作現場は過去最高に楽しかった。テイクを終え、私が『カット』と言うたびにスタジオの奥から声援を送ってくれる人がいたことは、きっと一生記憶に残る。その人こそ、私の恋人トラビスです。彼が触れるものは、すべてハッピーで楽しいものになる。魔法です。だから、そんな魔法を撮影にかけてくれた彼に感謝します。きっと私はいつまでも忘れないから」とスピーチ。

そして、ジ・エラズ・ツアーとアルバム『The Tortured Poets Department』をサポートし、VMAに投票してくれたファン、そんなファンに感謝を伝える機会を与えてくれたMTVにも感謝を述べてから、11月に行われる米大統領選に向けて有権者登録をするよう呼び掛けた。授賞式の前日、テイラーはカマラ・ハリスへの支持を表明したばかりだった。

今年のVMAで最優秀ビデオ賞を含む7冠に輝いたテイラーは、これまで持ち帰ったトロフィーが通算30となり、ソロアーティストとしてビヨンセが保有していた記録を抜き、VMA最多受賞アーティストとなった。

Text: Tae Terai