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「バレーボールなんか許さん」「テニスをしろ!」孫の頑張りに文句を言っていた義父の心が動いたきっかけ

  • 2024.9.13

筆者の友人の話です。元高校教師でテニス部の顧問をしていた義父は、孫にもテニスをさせたくて、テニス以外のスポーツを全否定していました。孫の中で唯一テニスをしていない友人の娘にずっと文句を言っていた義父が、娘の活躍に態度を豹変させて...…?

画像: 孫の部活に「バレーボールなんか許さん」「テニスをしろ!」義父よ、孫の頑張りに文句を言わないで!

団体スポーツなんて意味がない!?

我が家の娘は小学3年生のときからバレーボールを始めて、進学した中高一貫校でも部活動でバレーボールに励んでいました。

本人が好きでやりたいことに打ち込んでいる姿に、親としても最大限に応援していましたが、それに納得していない人がいたのです。

娘の祖父である義父です。義父は元高校教師で現役時代はずっとテニス部の顧問をしており、夫の実家はテニス一家だったのです。

夫を含む三人兄弟も義父の指導のもと小さい頃からテニスをしており、スポーツ推薦で大学まで進学していました。

そのこともあり、義父は孫にもテニスをさせたかったのです。4人いる孫のうちテニスをしていないのはうちの娘だけ。

孫にはテニスをさせたい!

義兄たちのところの孫3人はテニスをしていて、義父も満足でしたが、うちの娘だけがテニスをしていないことがずっと不満でした。

元々運動神経の良かったうちの娘には特にテニスをさせたかったようで、
「団体スポーツなんて個人がいくら頑張ってもチームが強くないと意味がない」と、団体スポーツ全般を否定していました。

まるで娘自体を否定されているようで、事あるごとにバレーボールに文句を言ってテニスを勧めてくる義父には本当にうんざりでした。

「団体スポーツはいいもんだ」?

ですが、テニスをしていた他の孫たちは大した実績がないまま中学高校を卒業。

それに比べ、中高一貫校のバレーボール部で頑張っていた娘は最後の大会で県ベスト4という輝かしい成績を残しました。

それまで団体スポーツなんてする意味がないなどと文句ばかりいっていた義父でしたが、娘のバレーボールの最後の大会を観に来て、激戦の試合で活躍する孫の姿に大いに感動していました。

「バレーボールがこんなに熱いとは思っていなかった」と、これまで試合を観戦したこともなかったことを後悔しているようでした。

今でもバレーボールを続けている娘の試合を時々応援しに来ては、「団体スポーツはいいもんだ」と嬉しそうにしている姿には苦笑いですが……。

どんなスポーツでも、本人が好きでやりたいと思ったことを応援してあげたいですよね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2021年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。

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