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SNSで話題の「ママ垢ルール」にモヤモヤ…守らないと注意される?山ほどある禁止事項、本当に必要?

  • 2024.9.14

SNSは子育て中のママにとって、息抜きや相談ができる貴重な場所。でも、ママアカウントにはルールがあるって知っていますか?Xのトレンド入りしていたのは「ママ垢ルール」という言葉。「ママ垢」とは、子育て中のママが情報交換や交流をするためのSNSアカウントのこと。そのほとんどが子どもの写真や成長記録などを投稿しています。実はこの「ママ垢」には、暗黙のルールとも言える「ママ垢ルール」があるのだとか……。

ママ垢ルールとは?

ママ垢ルールについて調べてみると、さまざまなルールが存在するよう。しかし、その発端や管理者は特定できませんでした。

ママ垢ルールには、アカウント名の設定方法をはじめ、投稿する際の注意事項が事細かに決められているよう。一部を抜粋してみましょう。

アカウント設定時のルール

・アカウント名には子どもの月齢と性別記載必須

ママアカウントを開設する際は、「あい@3y🎀+5m🦖」のように自身のハンドルネームのほか、子どもの年齢・月齢と性別を記載するそう。上記の例では、ママの名前は「あい」。3歳の女の子と5カ月の男の子がいる、という意味です。

ルールに則りアカウント名をつけることで、同じ年齢の子どものママと繋がれたり、適切なアドバイスができたりするようです。

数々のNGがある?

ママ垢ルールには、驚くほどたくさんの禁止事項があるよう。例えば、以下のような投稿はNGとされ、「取り締まりママ」と呼ばれるアカウントから注意喚起がくると言います。

ママアカウントで禁止されているもの

・子ども自慢
・夫のイクメンアピール

・義両親自慢

・子どもの成長に対する喜びの投稿

・自然妊娠に関する投稿

・完全母乳育児に関する投稿
・海外旅行報告
・ブランド品やデパコスの投稿
・おいしそうな食事写真投稿

ママアカウントであれば、悪気なく投稿するであろう内容も少なくありません。

しかし子育て中のママは、ホルモンバランスの変化や環境の変化で心が不安定になりがち。上記の投稿を見て傷ついたり、人と比べて落ち込んでしまったりすることも……。

ママ垢ルールは、そんなママたちの気持ちを少しでも守りたい、という思いから生まれたのかもしれません。

ママ垢ルールを破ったらどうなる?

ママ垢ルールを破ったら「取り締まりママ」から注意されると言われていますが、本当にそんなことはあるのでしょうか。Xの公開アカウントを見たところ、注意を受けたという投稿は見られませんでした。

ただし、悲しいことにバズった記事には批判コメントがつきがちです。例えば「子どもがxカ月で〇〇できた!」という成長記録の投稿に対し、「早くできればいいわけではない」「同じ月齢でできない人もいるのだから配慮が足りない」などという、取り締まりとも言えるコメントが寄せられるこはたびたびあるでしょう。

しかしそれらのコメントを投稿しているのが「取り締まりママ」であるとは言えません。ルールを破ったらどうなるか? という疑問に関しては、現状明確な答えが見つかりませんでした。

「ママ垢ルール」その配慮、本当に必要?

ママ垢ルールに言及するXの投稿を見ていると、揶揄するコメントが多数見られます。SNSはモラルを持って、楽しくできればそれでいいという意見も多数。

ママアカウントによって、子育ての喜びや悩みを共有することで同じ境遇のママとつながったり、気持ちが楽になったりすることもたくさんあるでしょう。例え「ママ垢ルール」がママたちの間に存在していても、意識しすぎるあまりSNSを避けるのは、もったいないと感じます。

しかし、「ママ垢ルール」の本質とも言える配慮は、ママ同士の付き合いに欠かせないもの。大切なのは、「相手の気持ちに寄り添うこと」です。


SNSに投稿する前に、一度立ち止まって考えてみましょう。

・この投稿は、誰かを傷つける可能性はないか?
・自分と違う境遇の人が見たら、どんな気持ちになるか?


少しの心がけで、「ママ垢ルール」がなくてもママのSNSの世界は、やさしいものになるかもしれません。また、誰かの投稿で気持ちが落ち込んでしまったなら、SNSをお休みするのもいいでしょう。

うまく使えば子育ての支えにもなるSNS。適度な距離と温度感で、じょうずな付き合い方を見つけられるといいですね。

ベビーカレンダー編集部

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