1. トップ
  2. 【朝倉未来プロデュースアイドル】デビューメンバー決定 挫折や葛藤を経験した6人が合格「朝倉さんの言葉で、自分を偽らなくていいんだと気づいた」

【朝倉未来プロデュースアイドル】デビューメンバー決定 挫折や葛藤を経験した6人が合格「朝倉さんの言葉で、自分を偽らなくていいんだと気づいた」

  • 2024.9.13
朝倉未来プロデュース「Dark Idol」 合格者6名 撮影=宮川智久
朝倉未来プロデュース「Dark Idol」 合格者6名 撮影=宮川智久

【写真22枚】「Dark Idol」合格者6名の集合&ソログラビア

朝倉未来発起人のアイドルオーディション番組「Dark Idol」が完結を迎えた。挫折や葛藤を持つデビュー候補生たちが熾烈なサバイバルを繰り広げた同番組。今回は合格した6名にインタビューを実施。オーディションの思い出やプロデューサーを務める朝倉から言われた印象的な言葉、今後の目標などを聞いた。

約4か月のオーディション期間を経て最終審査に合格したのは、身長173cmの長身が武器の橋本萌花、元1億円キャバ嬢の星野ティナ、Nizi Project東京合宿で脱落の過去を持つ谷屋杏香、慶応義塾大学卒で上場企業の内定を辞退してオーディションに臨んだ石川侑依、日本とロシアのハーフの前垣さら、今年3月までアイドル活動をしていた一条カオリの6名。

「本当にアイドルをやりたいのか」自問自答する日々

――まずは、オーディションを振り返って、感想や印象的だった出来事を教えてください。

橋本:「Dark Idol」は、私にとって「アイドルが本当にやりたいことなのか」と自問自答するオーディションでした。私は今までグループではなく個人で活動してきたこともあり、オーディションを通じてグループにどう貢献していきたいかを深く考える時間になりました。

前垣:私は過去に2度のアイドル経験があるのですが、オーディションではグループ審査がたくさんあったので、アイドルとしてグループでパフォーマンスすることの楽しさや素晴らしさを再確認し、より深く学べた気がします。また、3rdステージ「アイドルフェス審査」の時に声帯ポリープができてしまい大変だったのですが、仲間に支えられて乗り越えることができたことも、今となっては思い出深いです。

谷屋:私もグループでの審査が特に印象に残っています。自分だけが目立つのではなく、グループとして一番よく見える方法を常に考え、いかにまとまったチームパフォーマンスをするかを意識していました。そんなふうに、グループとして何かをやり遂げるマインドになれたことが、今回のオーディションで新たに成長できた部分かなと思っています。

石川:私は合格した6人の中でもっともダンスや歌の経験が乏しい状態で、オーディションに臨みました。なので、審査を受ける中で「こんなにダンスって難しいんだ…」と痛感しましたし、覚えるスピードもすごく遅くて、とにかく苦労しました。デビューが決まった以上、これからもっと大変になるはずなので、どんどん練習していきたいです。

一条:私は2ndステージ「グループパフォーマンスバトル」で一度落ちてしまい、視聴者投票による敗者復活で4thステージの「合宿審査」に臨むことができました。ファンの皆さんや友人、家族のおかげで復活させていただいたので、「このチャンスを逃すわけにはいかない」と強い気持ちで挑んだのを覚えています。

――星野さんも、2ndステージで一度落選していますが、敗者復活の視聴者投票でダントツの1位を獲得して、4thステージから再合流していますよね。

星野:そうなんですよ。落選が決まった時は、落ちたという実感もなければ「悔しい」という気持ちも湧きませんでした。あまりにもあっけなく終わってしまったというか…。その後、だんだんと月日が経つにつれ、「あ、ほんとに落ちたんだ」と思うようになり、「不完全燃焼のまま終わってしまった」という悔しさが強まっていきました。

だからこそ、敗者復活投票で1位になれた時は、めちゃくちゃうれしかったです。投票で良い結果が出たのは、アイドル辞めてからの5年間で作り上げてきた人脈が活かされたからだと思います。

――石川さんも敗者復活組ですが、視聴者投票を呼び掛ける一環として路上ライブをされていましたね。

石川:最初は投票を呼び掛けるために、路上で声掛けをしようと考えていたんですよ。でも、途中で「どうせ声掛けをするならライブをしたほうがいいのでは?」と思い付いて。もちろん、路上ライブの経験なんて今までありませんから、どんな曲目にするかを決め、歌を覚えて…と手探りで臨んだのですが、実際にやってみると、かなりメンタルをやられましたね(笑)。

朝倉未来に「俺はナシかな」と言われて

――「Dark Idol」のオーディションで印象の残った朝倉未来さんの言葉はありますか?

一条:オーディション参加者が一対一で歌やダンスのパフォーマンスを競い合う1stステージ「タイマンバトル」で「一条さんを見ていると、アイドルグループで活動している姿が想像できた」という評価をいただきました。

また、2ndステージ「グループパフォーマンスバトル」では「ステージに立ち、チームになると輝いていた」と評してもらい、それらの言葉が、一度落選してからもずっと自分の中で励みになっていたのを覚えています。

星野:最終面接の時に、4人いる審査員のうちの一人だった朝倉さんに「俺はナシかなと思ってる」と伝えられたんですよ。「えっ!?」と思って。理由を聞いたら「本心が見えない」「壁があるから」と告げられました。その言葉が私には衝撃的で。合宿審査の時にも講師の先生に同じようなことを言われていたんですよ。

その時はピンとこなかったのですが、もしかしたら無自覚に、周囲の人たちに壁を作っていたのかもしれません。この朝倉さんからの指摘を受けてハッとさせられるとともに、「自分を偽らなくていいんだ」と安堵の気持ちがわき、バーッと涙が出てきました。今振り返ってみると、朝倉さんには的確なアドバイスをもらったなと思いますね。なので、これからこの6人にはちゃんと私の本心を出していきたいです!

まずは来年4月のデビューライブ

――最後に今後の目標・野望を教えてください。

星野:まずは、来年4月にEX THEATER ROPPONGIで開催されるデビューライブを満員御礼にすることが最初の目標ですね。そのためには、一人ひとりのSNSを強化して、拡散力を高めること。それに加えて、グループ全員でお互いに理解し合って支え合い、関係性を深めていくことが大事だと思います。

石川:今までにないような個性的なアイドルグループに成長し、将来的にはグローバルに活躍していきたいです。それが一番の理想です。

一条:最終目標は「日本のアイドルと言ったら私たち」と思われるくらいスターになることです!

谷屋:もちろんグループとして大きくなりたいんですけど、どこまでいっても、このオーディション中に感じた気持ちを持ち続けていたいです。初心を忘れずにいたいというか。視聴者投票で押し上げていただいたこともそうですし、いろんな人の力が加わって私たちは合格できたので。

前垣:私が過去にアイドルをしていた時には、ライブにお客さんが一人も来なかったこともありました。その時の挫折や今回の努力を絶対に忘れないで、しっかりと一歩一歩みんなで頑張っていきたいです。そして、いずれはドームツアーなど大きな会場を埋められるくらいのスターになりたいと思っています。

橋本:オーディションでは与えられた試練に答えていくだけ、レールに乗っているだけという感覚もありました。でもこれからは、自分たちから「こういうのどうですか?」「こういう仕事がやりたい」など希望や提案を積極的に伝えていかないと、絶対にデビューライブの会場は埋まらないと思うんです。なので、4月までにできることを積み重ねていき、一分一秒を無駄にしないように、全員が高い目標をもって頑張っていきます!

取材・文=小島浩平

 撮影=宮川智久
撮影=宮川智久
元記事で読む
の記事をもっとみる