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本州と九州を繋ぐ歩行者用海底トンネル「関門トンネル人道」を大探検!山口県(下関)&福岡県(門司)【編集部ブログ】

  • 2024.9.14

TABIZINE編集部員が、取材先やプライベートで気になった小ネタをお届けする編集部ブログ。今回は、本州の端っこ山口県下関市にある珍スポット「関門トンネル人道」ついてご紹介します。

本州の端っこで出会った珍スポット「関門トンネル人道」

こんにちは、TABIZINE編集部の土田です。以前、フグで有名な山口県の下関市へ訪れた際、世にも珍しいスポットへ訪れました。

それがこちらの「関門トンネル人道」です。なんとここは本州の端っこである下関と、九州の端っこである門司(北九州市)の間を横たわる関門海峡を歩いて渡れる”歩行者用海底トンネル“。

国内ではわずか5カ所しかない人道トンネルの一つで、国内で一番最初に開通した海底人道トンネルです。ほかの4つは新潟県の「新潟みなとトンネル」や神奈川県の「川崎港海底トンネル人道」があります。

トンネルの入り口は重厚なエレベーターから。地下55mまで降下して海底を目指します。

ちなみに徒歩の利用だけではなく、自転車や原付といった軽車両も通行可能です(手押しに限り)。歩行者は無料ですが、軽車両の場合は通行料20円をエレベーター前の料金箱に入れましょう。

いざ探検!海底トンネルのホットスポットを目指す

エレベーターが地下に到着し、ロビーを抜けるとまっすぐと伸びた海底トンネルがお目見え! うーん、この異様さと無骨さが合わさった景色がロマン心をくすぐります……!

トンネルの全長は780m。そこまで長い距離ではありませんが、真ん中にかけてたゆんでいるような道なので反対側は見えません。せっかくなので中心まで歩いてみます。

内部は上が車道だからか”ゴゴゴー”とした轟音が常に響いているほか、ちょっと蒸し暑い……。洞窟と同じような感覚です。そんな環境の中でもランニングなどトレーニングをしている方たちがたくさんいて、ストイックだなあ……としみじみ。

トンネルの壁にはところどころ海の生き物たちのイラストも。クラゲがいちばん好きなのでクラゲをパシャリ。

だいたい5分ほど歩いて中心近くまでに到着! 床には「山口県│福岡県」と表記があり、ここがどうやら県境のよう。言い換えれば本州と九州の境目ということです。

そんなレアスポットでやることと言えばただ一つ! 本州と九州を行ったり来たりすること!

どっちに居ようと、または境界線を何度も跨いでも何かが変わるということはありませんが、こういうのが楽しいんですよね。当時1人でしたが5分ほどウロウロしていました。もし同じことをされる際には、周りの利用者の迷惑にならないようにご注意を。

人道の上を走る車道は「関門”国道”トンネル」という名前だそうで、この海底トンネルも国道2号線の一部として認定されています。国道かつ海底トンネルかつ歩行可能な道ってなかなか聞かないので、すごくレアかもしれません!

門司観光にもおすすめ!

レトロな建物が複数残る門司(北九州市)は、この付近の人気の観光スポット。トンネルを使えば徒歩で約15分でアクセスできるので、車の運転に不安がある人にはおすすめです。

ちなみに関門海峡といえば、海峡にかかる巨大な橋「関門橋」を連想する人は多いですよね。ただ関門橋は高速道路なので、徒歩で渡ることは基本的にできません! 昼間の内にレンタカーで渡りましたが、ビックリするくらいの絶景なのでそちらもぜひ。フグを食べるついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

それではまた!

関門トンネル人道

住所:山口県下関市みもすそ川町22−34(下関側)/福岡県北九州市門司区門司(門司側)

利用可能時間:6:00~22:00

電話:093-618-3141(下関側)/083-222-3738(門司側)

駐車場:両側にあり

[Photo by 土田洋祐]

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