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時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース

  • 2024.9.12
時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース
時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース

Text by 奥崎覚(編集部)

ドルトムントは11日、ギニア代表FWセール・ギラシの背番号を変更すると発表した。

昨季シュトゥットガルトで得点ランキング2位の28ゴールを記録し、この夏ドルトムントへやって来た28歳のギラシ。背番号は19番と発表されていたが、9番をつけていたセバスティアン・アレルが移籍市場終了間際にレガネスへローン移籍。

ギラシ自身も怪我でまだ公式戦に出場していなかったことから、19番から9番への背番号変更が実現した。なお、19番のユニフォームを購入していたファンは無償で交換が可能とのこと。費用はクラブとギラシ本人が負担するという。

このように、シーズンが始まってから背番号が変わることはサッカーで時々ある。そこで、スター選手が絡んだ5つのケースを紹介する。

ロナウド

時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース
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2003-04シーズンのレアル・マドリー:11番→9番

2002年夏、ワールドカップ優勝を手土産にレアル・マドリーへ電撃移籍した“怪物”ロナウド。

初年度から「銀河系軍団」の一員として圧倒的な強さでのリーガ制覇に貢献。ただ、フェルナンド・モリエンテスがいたため2002-03シーズンの背番号は11だった。

デイヴィッド・ベッカムが加入した翌2003-04シーズンも当初は11番だったが、ギラシのケースと同様に市場閉鎖間際にモリエンテスがモナコへローン。慣れ親しんだ9番を手にしている。

ヘンリク・ラーション

時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース
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2004-05シーズンのバルセロナ:17番→7番

2004年夏にセルティックからバルセロナへ完全移籍したヘンリク・ラーション。加入当初は17番をつけ、日本でのプレシーズンマッチ・ジュビロ磐田戦などにも出場していた。

しかし、市場閉鎖間際の8月30日にハビエル・サビオラがモナコへローン。これにより、前日29日のリーガ開幕戦で17番をつけていたラーションが、翌節からはサビオラの7番をつけることになった。

奇遇なことに一つの前のロナウドと同じくモナコが絡んでいる。

リオネル・メッシ

時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース
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2005-06シーズンのバルセロナ:30番→19番

若きリオネル・メッシのケースはラ・リーガではそれほど珍しくない。

スペインではトップチーム所属選手が1番から25番をつけることが決まっており、契約など状況の変化に伴って、主にカンテラ出身選手が背番号を変更することはままある。

メッシもシーズン中の2006年1月7日、エスパニョールとのバルセロナダービーを前に30番から19番へ変更(試合は2-1でバルサが勝利)。当時18歳だった彼は、2年半この番号をつけたのち、ロナウジーニョの10番を受け継ぐことになる。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ

時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース
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2012-13シーズンのパリ・サンジェルマン:18番→10番

カタール資本に変わったPSGを象徴する大型移籍によりパリへやってきたズラタン・イブラヒモヴィッチ。

加入当初の背番号は18番だったが、2013年1月に10番のネネーがアル・ガラファ(カタール)へ移籍したことを受け、後半戦から彼に相応しいエースナンバーを手にしている。

ただし、背番号変更が認められたのは国内リーグのみ。UEFAの管轄であるチャンピオンズリーグはシーズン途中の背番号変更が認められていないため、イブラヒモヴィッチは18番のまま大会を通してプレーした(メッシの30番も同様)。

ここまでは主に、チームメイトの移籍で番号が空いたことによりスター選手が背番号を変更したケースだった。

しかし逆に、スター選手がやってきたことで既存の選手が背番号を変更し番号を空けたケースもある。

2018年5月、それはまさに日本のJリーグで起こった。

アンドレス・イニエスタ

時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース
時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース

バルセロナやスペイン代表で活躍した世界的スーパースター、アンドレス・イニエスタ。彼が日本へやってきた時の興奮は多くの人の胸に刻まれていることだろう。

ヴィッセル神戸への加入が決まって早々、バルサ時代と同じく8番をつけることが発表されたイニエスタ。しかし、神戸の8番は当時、加入1年目ながらレギュラーとして活躍する三田啓貴がつけていた。

時々ある「シーズン中の背番号変更」…5人のスターとヴィッセル神戸で生まれた1つのレアケース
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そこで動いたのがJリーグ。なんとユニフォーム要項を改定し、三田が背番号を8番から7番へ変更することで、イニエスタの8番着用が認められたのだ。

シーズン途中の規約改定に関しては議論も呼んだが、イニエスタ自身が三田に直接感謝の意を伝えたこともあり尾を引くことはなかった。

ちなみに三田は、翌2019シーズンのダビド・ビジャ加入により、今度は7番から14番へ背番号を変更してこの時も大きな話題に。「次は14番がトレードマークのスターが加入する!」と神戸の補強戦略を推測する者まで当時現れたほどだった。

そんな渦中の人だった三田は現在、J2首位の横浜FCで25番をつけてプレー。9月14日には34歳の誕生日を迎える。

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