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悪い夢を見るのは眠りの質が悪いから?ドクターが教えてくれた【夢と睡眠】の最新知識

  • 2024.9.14

人生の中で3分の1以上の時間を占めているといっても過言ではない睡眠。からだや脳を休ませてリカバリーするだけでなく、メンタルの他、肌などの美容にも影響が。今、改めて良質な眠りに向き合ってみませんか。

睡眠外来の先生に伺う眠りについての最新知識

眠りに関するさまざまな疑問を睡眠の専門家にインタビューしました。ちまたに溢れる噂や常識の他、古いままかもしれません。最新の知識を得て、ぜひよりよい睡眠時間を過ごす手段を身につけて。

お話を聞いたのは…Dクリニック東京ウェルネス睡眠センター長/医学博士井坂奈央先生

埼玉医科大学医学部医学科を卒業後、東京慈恵会医科大学(耳鼻咽喉科)にて勤務。日本睡眠学会医。睡眠時無呼吸症候群を専門とし、男性にとどまらず女性・小児と数多くの診療を経験。2022年9月よりDクリニック東京ウェルネスに入職し、現在に至る。

なぜ悪夢を見るのか、夢に関しては未だ謎だらけ

夢というのはいまだ解明されていないことが多く、不眠との関係について言及しにくいのが現状です。もちろんストレスによって悪夢を見るという場合もありますが、そうでないことも。とはいえ見ている本人でさえも記憶があやふやだったりするものなので、客観的に判断したり科学的に解明することは難しいとされています。夢は見たことを覚えているかいないかだけの違いなので、夢を見たからといって睡眠の質がよい悪い、ということはありません

「長く眠れても寝た気がしない」現象はなぜ起きる?

睡眠というのは浅いノンレム睡眠から、深い睡眠になり、夢を見るレム睡眠という流れを繰り返しているんですが、例えば深い睡眠のタイミングで起きてしまうと、長時間寝たとしてもどこかボーッとしてしまい、なんだかスッキリしないという状態に。「昼寝は短いほうがいい」と言われる理由もこのためで、浅い眠りのときに切り上げるほうが効果的だからなんです。また、平日眠れないからと、週末に寝だめをして遅い時間に起きてしまうと、時差ボケ状態を自ら生み出してしまうことに。長く寝たいのであれば、起きる時間はなるべく同じにして、就寝時間を前倒しすることをオススメします

快適な睡眠を助ける便利なグッズたち

好きな香りで眠りを心地良く

睡眠時はどんな香りを選ぶべきか。前出の井坂先生は「もちろん、リラックス効果から眠りに適しているとされるラベンダーなどもいいですが、苦手な香りの場合は逆にストレスになる場合も。自分が好きと思える香りを選ぶことが一番大事です」とのこと。

ゼラニウムやローズウッドなど、豊かで華やかさのあるピローミスト。空間に噴射しても。kukka エッセンシャルオイルミスト 5 25mL ¥4,980(コスメキッチン)

ベルガモットの爽やかさに穏やかな入眠を後押しするネロリ油を配合。ホームフレグランス レリーヴド 74mL ¥3,960(THREE)

枕元にシュッ!で朝まで快眠。ラベンダーやオレンジ、カモミールなど100%天然植物精油を使用。リラックスだけでなく、翌朝すっきりとした目覚めをアシストするピローミスト。スイッチング アロマピローミスト SLEEP 30mL ¥3,850(athletia)

text:KAZUKO MORIYAMA illustration:YUKO SAEKI styling:ERINA KAWASE

otona MUSE 2024年9月号より

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