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第37回東京国際映画祭オープニング作品が『十一人の賊軍』に決定!クロージングは『マルチェロ・ミオ』

  • 2024.9.12

10月28日(月)~11月6日(水)に開催される、第37回東京国際映画祭のオープニング作品とクロージング作品が決定した。

【写真を見る】第37回TIFFを締めくくるのは、2024年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたフレンチコメデイに決定

【写真を見る】第37回TIFFを締めくくるのは、2024年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたフレンチコメデイに決定 [c]Les Films Pelleas
【写真を見る】第37回TIFFを締めくくるのは、2024年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたフレンチコメデイに決定 [c]Les Films Pelleas

オープニング作品に決定したのは、白石和彌監督の『十一人の賊軍』(11月1日公開)。「日本侠客伝」や「仁義なき戦い」シリーズなどを手掛けた笠原和夫の幻のプロットを白石監督が圧巻の迫力と疾走感で撮った作品だ。すでに北米やドイツ語圏でも配給が決定するなど、まさに世界に打って出る新たなジャパニーズ・エンタテインメント大作となり、ワールドプレミアで国際映画祭の開幕を飾るのに相応しい熱い作品となっている。白石監督は、本作がオープニングで上映されることに際して、「是非とも映画祭のスクリーンで最初の目撃者になってください」とコメントを寄せた。

クロージング作品はクリストフ・オノレ監督による『マルチェロ・ミオ』に決定した。今年2024年の第77回カンヌ国際映画祭のコンペ部門に選出された作品で、本年の東京国際映画祭の審査委員の1人を務めるフランスの女優キアラ・マストロヤンニが実の父マルチェロ・マストロヤンニのようになってしまうと物語が展開。同じく実の母カトリーヌ・ドゥヌーヴと共演したことでも話題を集めたフレンチコメディとなっている。心温まる本作が映画祭の終幕を飾る。プログラミング・ディレクターを務める市山尚三は、「スターたちの実像とフィクションの境界を曖昧にさせる実験性を持ったユニークな作品です。マルチェロ・マストロヤンニ生誕100年の今年の映画祭を締めくくるに相応しい作品です」とコメント。

東映が誇る集団抗争時代劇と、マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴの娘が主演を務めるフレンチコメディがオープニング&クロージングを飾る、今年の東京国際映画祭に期待が高まる。

<コメント>

●白石和彌(『十一人の賊軍』監督)

「東京国際映画祭のオープニングでの上映とのこと、とても興奮しています。『十一人の賊軍』にとって最高のスタートを飾ることが出来ました。ありがとうございます。是非とも映画祭のスクリーンで最初の目撃者になってください。会場で皆さんにお会い出来ること楽しみにしています」

●市山尚三(プログラミング・ディレクター)

・『十一人の賊軍』

「かつて東映が得意としていた集団時代劇の伝統を引き継ぎ、アクション演出、美術セットなど、あらゆる点においていまの日本映画の最高峰のプロダクションバリューを有する作品です。歴史の中で切り捨てられていった人々にスポットを当てたという意味でも重要だと思います。この作品を東京国際映画祭から世界に発信することを嬉しく思います」

・『マルチェロ・ミオ』

「マルチェロ・マストロヤンニへのオマージュであると同時に、主演のキアラ・マストロヤンニを始め、多くのフランスの俳優たちが実名で登場し、スターたちの実像とフィクションの境界を曖昧にさせる実験性を持ったユニークな作品です。マルチェロ・マストロヤンニ生誕100年の今年の映画祭を締めくくるに相応しい作品です」

文/サンクレイオ翼

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