1. トップ
  2. レシピ
  3. 激辛で強烈にクミンの効いた"冷たいトマトカレー"

激辛で強烈にクミンの効いた"冷たいトマトカレー"

  • 2024.9.12

辛さの立った激辛の味付けが南インド流。出来たてもよいが、夏場は冷たくして食べるのがお薦めです。ご飯だけでなく、そうめん、冷や麦、冷製パスタに合わせても。インド&スパイス料理研究家の渡辺玲さんに、スパイスを駆使した本格的なインドカレーのつくり方を教わりました。

激辛で強烈にクミンの効いた"冷たいトマトカレー"

■“冷たいトマトカレー”のつくり方

常温でも、冷たくしてもおいしい鮮烈なカレーだ。クミンをきかせるのが味のポイント。玉ねぎとにんにくも具として生かしたいので、よく炒める必要はない。15分程度でできる超時短カレーだ。


◇材料 (2人分)

トマト:2個(300g)
玉ねぎ:1/2個(100g)
にんにく:1片(みじん切り)
ピーマン:1個
塩:小さじ1
サラダ油:大さじ2
赤唐辛子:1本(鷹の爪)
★ ホールスパイス:
・ クミンシード:小さじ1
★ パウダースパイス:
・ カイエンペッパー:小さじ1/2


(1)玉ねぎをカットする
玉ねぎは縦半分に切ってから横半分に切り、端から薄切りにする。ピーマンは乱切り、トマトは1.5cm角程度に切る。

(2)ホールスパイスの香りを引き出す
フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、赤唐辛子とクミンシードを加えて焦がさないようにフライパンを揺すりながら加熱する。

(3)玉ねぎを加える
香りが立ったら玉ねぎ、にんにく、ピーマンを加えて炒める。

(4)トマトを加える
玉ねぎが透明になったらトマトを加え、さっと全体を炒め合わせる。

(5)パウダースパイスを加える
弱火にして塩、カイエンペッパーを加え、強めの中火にして炒め煮にする。

(6)仕上げ
全体がぽてっとしてきたら味をみて、足りなければ塩(分量外)で味をととのえて出来上がり。

完成
完成

――教える人

「渡辺玲 インド&スパイス料理研究家」

日本のインド料理研究の第一人者。1960年生まれ。レコード会社のディレクターなどを経てインド料理店の厨房に入る。インドと日本を往復しながらインド料理と文化への造詣を深める。『スパイスの黄金比率で作るはじめての本格カレー』(ナツメ社)、『新版 誰も知らないインド料理』(光文社知恵の森文庫)など著書多数。


※この記事は『技あり!dancyu カレー』に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:石井雄司

元記事で読む
の記事をもっとみる