人気料理家のリアルで意外な非常食・備蓄食料って？【これがあれば安心、おいしい！】

〈もしも〉に備えてあたらめてチェックしたい食の備蓄。

海辺住まいの人気料理家・飛田さんは、自然豊かな分、台風などで数日間買い物に行けないこともあるのだそう。
そこで「いつも食べているものを多めにストックし、食べた分を補充する」という循環型スタイルを取り入れているのだと言います。
乾物や缶詰以外で、特にユニークな備蓄食材をピックアップ。リアルなストック事情を教えてもらいました。

飛田和緒さんちの備蓄ストック食材・非常食4選

松山揚げ

常温で3カ月もつ油揚げ。愛媛の特産品で、とにかく使い勝手抜群！ 油抜き不要なのでそのままサラダに入れてよし、煮てふわとろの口当たりを楽しむもよし。近くのスーパーで見つけて以来、常備。

自家製保存食

らっきょうに新しょうが、トマトやたけのこの水煮、桃や栗etc. 地元の直売所で買ったり、実家の長野から送られてくる食材を時間を見つけては、ちょこちょこ保存食に。

ライフワークの手前みそ。毎年豆の種類や塩分を変えて作りつづけています。何かあっても、米とみそと水さえあれば乗り切れる！

油麩

宮城や岩手でよく食べられる、油で揚げた麩。高たんぱくで、油のこくとうまみがあるので、おかずがボリュームアップします。じつは夫の大好物。夫いわく、汁ものに入れると「豚汁化」するんですって（笑）。

生春巻きの皮

冷蔵庫の余りおかずも、半端野菜も、これで包めば、ちょっといい一品になるの（笑）。さっと水にくぐらせるだけで、もちもち食感に。火を使わないのもGOOD。

非常時のときこそ、おいしい物でほっとできたらうれしい。いざ、食べてみたら味が好みじゃなくて、子どもが食べてくれない……なんてことも防げる飛田さんのストック方法。ぜひ参考にしてみて！


教えてくれたのは……

飛田 和緒さん

相模湾を見渡す高台で夫と娘の3人暮らし。シンプルで気のきいたレシピにファンが多い。『がんばらない、無理しない いちばんおいしい野菜の食べ方』が好評発売中。