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愛妻家のはずだったのに… 女性が後悔した「友人夫の不倫疑惑」【前編】

  • 2024.9.11

人を褒めることによって、相手を喜ばせたり長所を引き出せたりすることもあるでしょう。しかし、ときによってはネガティブな方向に進んでしまうこともあるようです。友里奈さん(仮名・38歳)は、友人の夫が愛妻家であることを褒めた結果、思わぬ展開を迎えたそう…。どのような状況だったのか詳しく伺いました。

親しい友人の結婚

「私には昔から仲良くしている友人グループがあります。メンバーは5人で、ほぼみんな年齢が同じ。4人は既婚者でしたが、そのなかに一人、芙美(仮名)という独身期間の長い友人がいました。
芙美はもともと恋愛体質で、男性に依存しやすい傾向がありました。交際相手が借金問題や女性問題を抱えていたりして、酷い目に遭っている姿を見たこともあります。そんな芙美も、30代後半にして結婚。相手の男性は、モテるようなタイプではありませんが、優しくて穏やか。いかにもいい人そうな印象を与える男性でした」

溢れる夫の愛情

「私たちは定期的に集まって食事をしているのですが、そこに芙美が夫を連れてきたんです。40代の久則さん(仮名)という方でした。
二人の様子を見ていて、とにかく久則さんが芙美のことを大好きなのが伝わってきました。常に芙美のことを気にかけ、飲みものでもこぼそうものなら、すぐにハンカチで拭いてあげて。見ていて、本当に微笑ましい光景でした。久則さんは、“芙美以外の女性には興味がない”と言い、芙美も“この年齢まで待っていて良かった”と、のろける様子もありました」

献身的な夫だったが…

「芙美が幸せそうな姿を見ていると嬉しくて、私たちも久則さんをベタ褒めしました。“私もこういう男性と結婚したかった”などと、終始持ち上げていました。
それから1か月もしないうちに、再び女子会が催されました。その会もまた久則さんが参加し、前回のように献身的な姿を見せていました。でも、前回とちょっと違うんです。なんだかフォローが過剰というか…。明らかに褒めてもらいたくてやっているような素振りがあり、やや違和感を覚えました。
さらに次回の集まりが予定された際、グループLINE内で芙美から、“久則さんを連れて行ってもいい?”と連絡が。“久則さんが行きたがっている”と。そのあたりから徐々に、久則さんに対するみんなの警戒心が強くなっていきました」

愛妻家の夫に不倫疑惑

「芙美の結婚から半年が経とうとしたころでした。グループLINEに、“久則さんが不倫をしているかも”という芙美からのメッセージが。久則さんのスマホを覗いてしまい、そこで女性とのLINEのやり取りを発見したとのことでした。
みんな、“久則さんはそんなタイプじゃない”“芙美のことしか頭にないはず”と言いつつも、どこかで心配していたことが現実になってしまったような感覚になっていました。おそらく私たちが褒めすぎたせいで、久則さんの女性に対する関心が強くなってしまったのではないか、不倫願望のようなものを開花させてしまったのではないか、と…。みんな明言はしませんが、心のなかでそう思い、反省しましたね」

“友人の夫を勘違いさせてしまった妻の告白”をご紹介しました。
男性としては、自分の行動が女性たちから高い評価を受けて気分が良くなってしまったのかもしれません。既婚者とはいえ、こうした勘違いをしてしまうケースがあることも把握しておくべきでしょう。
©buritora/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock

文・塚田牧夫

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