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【木村昴】「放送中は、LINEで“スバル祭り”が行われています(笑)」ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』最終回目前インタビュー<前編>

  • 2024.9.11

今作で初主演を務めた木村昴さんに、今の心境や作品に対する想いなどを伺いました。木村さんのユニークな素顔が垣間見えるVOCEウェブ特別インタビューを、前編・後編に分けてお届け♪

「撮影現場が素晴らしすぎて。シーズン2をやるしかないです」

撮影現場が素晴らしすぎて。シーズン2をやるしかないです(木村昴さん)
木村昴さん

──ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』の最終回を目前にして、今のお気持ちを教えてください。

「キャストのみんなが仲良くて撮影現場がとにかく楽しかったので、心境的にはちょっと寂しいです。でも同時に何かをやり遂げたということに達成感もすごく感じていて、この両方の気持ちを尊重して寂しさを埋めるためには、『クラスメイトの女子、全員好きでした』のシーズン2をやるしかないなと思っています(笑)。まだ撮影が終わったばかりで(取材当時)、スタッフさんたちはこれから編集作業などいろいろな大変なことがあるんですけどね。もう、放送しなくても良いから撮影だけ続けませんか?っていうくらい楽しかったんですよ。カメラチーム、照明チーム、音声チーム、キャストさん、アシスタントさん、若手の方が非常に多い現場ではあったんですが、皆さんが仲良くて、とにかくみんなで褒め合って良いものをつくろう!という良い空気が流れていたのが印象的でした」

木村昴さん

──ドラマ放送後から、友人や周りの反響はいかがでしたか?

「ありがたいことにたくさんありました。中学時代の同級生たちとのグループLINEがあるんですけど、ドラマ放送中は、そのLINEにみんながこぞって僕の写真を送り合うという、スバル祭りが行われています(笑)。ドラマ中のシーンもそうなんですが、入学式や修学旅行、学生時代のどこから持ってきた!?みたいな写真がもうすごいですよ。バラエティ番組に出たときにはここまで連絡来ないんですけど、ドラマは毎回見てくれているみたい。ドラマを面白いって言ってもらえるのも、こうやって盛り上がるのもうれしいです。あと、声優仲間からも『ドラマ面白いです』っていう連絡をもらえたりするので、本当に何よりだなと思っています」

「人と違うところは、欠点ではなく個性だと思える大人でいたい」

人と違うところは、欠点ではなく個性だと思える大人でいたい(木村昴さん)

──今回の作品を通して、何かご自身に変化はありましたか?

「やっぱり、主演をやる前の木村と、一度主演を経験させていただいた木村は、全然違います(笑)。長年、自分にしかできないことってなんだろう、木村昴だからできたことってなんだろうってずっと考えてきたんです。今回主演をやらせていただけたことで、ものすごく自信がつきました。役者としてこれほど名誉なことはないし、枝松脛男は、きっと僕にしかできない役なのではないかと、誇らしい気持ちにもなりました」

木村昴さん

──脛男は、人の欠点に惹かれてすぐ恋に落ちてしまうキャラクター。木村さんが共感できる部分は?

「今回、脛男を演じていて一番感銘を受けたのは『人と違うところって、その人だけの個性って感じがして、僕には魅力的に見えるんですよ』というセリフ。大人になると、一般的だと思われている常識からずれた人に対して少し引いちゃったり、フィルターをかけて見てしまいがちだけど、脛男のような見方ができたら超ハッピーじゃないですか。僕も中学生のとき、授業中にオナラをしちゃった女の子のこと可愛いなと思ったりしていたし、近いものはあったはずなのに、いつの間にか大人になってそのフィルターがかかってしまっていたかもしれない。そう思ってから、もう今は全員が素敵だし、全員の欠点が可愛く見えるようになりました」

木村昴さん

──(笑)。ちなみに、木村さんご自身は欠点とどう向き合っていますか?

「“これは欠点じゃない、個性だ!”と言い聞かせます。僕は、自分の気分屋なところが欠点だなと思うんですが、個性に変えるとナチュラル、ネイチャー、自然、あとは……」

──マイナスイオンとか?

「そう!マイナスイオン! そういう変換をしていくと、いろいろな人とポジティブな言葉で会話が始まっていくんですよ。そういう向き合い方が大切だなと思っています」

木村昴(キムラ・スバル)

木村昴さん

PROFILE:1990年6月29日生まれ、ドイツ出身。2002年、初舞台となるミュージカル『アニー』で子役として活動を開始。2005年より、人気アニメ『ドラえもん』の剛田武(ジャイアン)の声を担当する。2023年から自身が立ち上げた『きむすば劇場』で座長を務めている。声優の他、バラエティ番組『おはスタ』のメインMCや『ヒルナンデス!』の木曜レギュラーなど、幅広く活躍中。

プラチナイト木曜ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』

プラチナイト木曜ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』
プラチナイト木曜ドラマ『クラスメイトの女子、全員好きでした』

枝松脛男(木村昴)と片山美晴(新川優愛)は、動画の覆面女性について、当時の教育実習で来ていた早智子先生(笛木優子)であることを突き止めた。ところが、早智子先生は『春と群青』の“本当の作者”ではないことが判明する。“本当の作者”は脛男のクラスメイトで、同窓会に参加する予定だというが……。迎えた同窓会当日。ベルマークキスの谷口さん、地蔵の佐藤さん、宇宙で一番美しいゲロの白川さん……かつてのクラスメイトたちが続々とやってくる。そしてついに、脛男の前に“本当の作者”が現れて……!?

読売テレビ・日本テレビ系 毎週木曜日23時59分〜24時54分 放送中!

出演:木村昴、新川優愛、前原滉、結城モエ、及川桃利、阪田マサノブ、皆川猿時 ほか

撮影/楠本隆貴 構成・取材・文/高橋夏実(Spacy72)

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