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脱カジュアル!装飾的なミニドレスが今年の本命【ランウェイ発ウエディングドレスのアイデア】

  • 2024.9.11

シャネル ダンサー風の白タイツを合わせた詩的な一着

Photo_ Isidore Montag / Gorunway.com
Photo: Isidore Montag / Gorunway.com

バレエをテーマにしたシャネル(CHANEL)オートクチュールコレクションのフィナーレを飾ったブライダルドレス。バルーンシフォンの袖口のミニドレスに、シルバーホワイトのチュニックを羽織ったポエティックなスタイルに、白いチュールのロングトレーンを靡かせた。ロマンティックかつ装飾的でありながら、ある種の現代的なリアリティを感じさせる1着だ。

ジャンバティスタ ヴァリ オーバースカートからフェザーを覗かせて

Photo_ Isidore Montag / Gorunway.com
Photo: Isidore Montag / Gorunway.com

ボリュームを増すことで、非日常的な世界観を表現するジャンバティスタ・ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)。チュールのドレープによるボリューム感のあるパフスリーブと、フェザーのミニスカートのコンビネーションが美しい。胸もとにはクリスタルのビジューが施され、きらめきを加えている。

ズハイル・ムラド 古代地中海から降臨した女神

Photo_ Filippo Fior / Gorunway.com
Photo: Filippo Fior / Gorunway.com

今回のズハイル・ムラド(ZUHAIR MURAD)のオートクチュールコレクションには、プリンセスドレスやブライダルドレスのフィナーレは見られなかった。しかし、フェニキアの古代文明に登場する愛の女神であるアスタルテ、フェニキアの初代女王のエリッサ、古代カルタゴの母神として崇められたタニト、ベイルート国立博物館に収蔵されているモザイク画etc.からインスパイアされたきらびやかなスタイルが登場。大小、形も様々なビジューやスパンコール多用した装飾、マントが神々しく、唯一無二の存在感を放つ。

オモログ 透明感あふれるエアリーなマイクロミニドレス

Photo_ Courtesy of Homolog
Photo: Courtesy of Homolog

経営学の修士号と心理学の博士号を保有するエミリー・チョン博士によって、2018年に創設されたオートクチュールブランドのオモログ(HOMOLOG)。「自然と炎の美しさ」をテーマに発表した2024年春夏コレクションでは山、川、砂漠、海に対する太陽の愛を探求し、最終的にはこれらのエネルギーからの再生を表している。フェザーとパールのディテールで仕上げた高貴でエレガントなミニドレスは、魂の浄化を感じさせるピュアな一着として注目したい。

セリア・クリスアリオティ レトロ&シンプルなAラインシルエットにビジューの輝きを添えて

Photo_ Courtesy of Celia Kritharioti
Photo: Courtesy of Celia Kritharioti

ギリシャ発の老舗ブランド、セリア・クリスアリオティ(CELIA KRITHARIOTI)のテーマは「深海」。生命、保護、回復力、夢の象徴としての海と貝殻からインスピレーションを受け、紫、黄色、ピンクなどヴィヴィッドな色合いのロングドレスから60年代風のミニ丈まで、様々なシルエットで展開。ベストとドレスの裾部分にあしらわれたクリスタルのディテールは、水面にキラキラと反射する光のようだ。

Text: Makiko Yoshida

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