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田中美久、松本まりかとの共演で“学び”「目線の使い方と感情移入の仕方がすごい」

  • 2024.9.11
田中美久に俳優業などさまざまな活動について聞いた 撮影:金澤正平
田中美久に俳優業などさまざまな活動について聞いた 撮影:金澤正平

【写真】田中美久のかわいすぎる“ひょっこり”ショットなど全24枚

俳優、グラビアアイドルの田中美久が、3年ぶり2冊目の写真集「気ままに。」(集英社)を23歳の誕生日当日となる9月12日(木)に発売。「未知なる世界への挑戦」をテーマにオーストラリア・バイロンベイとゴールドコーストで撮影された同写真集は、広大な大地と海を舞台に、田中らしい弾ける笑顔と澄ました表情の振り幅、磨き抜かれた令和最高峰の美ボディーが際立つ1冊となっている。

インタビュー後編では、出演中の「夫の家庭を壊すまで」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレ東系ほか/Lemino、U-NEXTにて配信)をはじめとした俳優業、漫画原作など幅広く活動する近況について聞いた他、仕事、プライベートで今後挑戦したいことなどをたっぷりと語ってもらった。

俳優活動は「絶賛“学び中”」

――グラビアだけではなく、俳優業も順調ですね。

本当に今は絶賛“学び中”という感じで、いろんな作品に出させていただきながら、自分に足りない部分を吸収しているという感じなんですけど、そちらの部分でもう日々成長と学びを得て、楽しくできています。

始まる前はやっぱり不安とか緊張とかの方が大きくて、楽しむとか全然できないんですけど、いざ始まって役に入ったら、演じることがやっぱり好きなんだなっていうのを実感して。そこはやっぱり楽しみながら、いろんなお仕事を幅広くさせていただいています。

田中美久 撮影:金澤正平
田中美久 撮影:金澤正平

その場で思ったままに演じるのが一番自分に合っている

――武藤花音役で出演されている「夫の家庭を壊すまで」では、松本まりかさんと共演されています。

やっぱり松本まりかさんはすごくて、目線の使い方と感情移入の仕方がすごく、無理に演じようとしないで、本当に自分がその役になりきって、感じ取ったままを表しているというところをすごく尊敬しているんです。

私は今まで「この役をこう演じなきゃ」とか、泣くシーンも「ここ涙を流さなきゃ」という感情の方がより強かったと思うんですね。考えちゃう部分が多かったんですけど、逆にまりかさんとこの現場で一緒になった時に、そういう感情よりも、逆にそれがあるからわざとらしく見える部分が大きいから、そこはもう素直にその場で思ったままに演じるのが一番自分に合っているなというのと、あまり作り込まず、現場で相手に合わせながら必死にやる、演じるっていうのがいいなというのが分かりました。

いろんな作品に出させていただく中で、「夫の家庭を壊すまで」では特に、自分に何が合っているのか、どういう感じで演じるのが合っているのかなど掴みやすくなったのと、より深くその役を知って追求するということの大切さを知りました。

花音はオリジナルキャラクターなので、自分もどう表現しようか迷って、監督とお話させていただいたりしました。対立するまりかさん演じるみのり自身もつらい思いをしているけど、みのりがやっている復讐も私にとって同じことのようにつらいんだよというのを分かってもらいたかったので、それがみのり自身にも気付いてもらいたかった。みのり自身が気付くシーンになったらいいなと思っていたので、そういう意味でこの役(花音)があったんだと言ってくださる方もいたので、伝わって良かったなと思いました。

田中美久 撮影:金澤正平
田中美久 撮影:金澤正平

HKT48卒業から8カ月「充実しすぎて、すごく楽しい」

――HKT48卒業から8カ月がたちました。グループから一人になった環境の違いはどう感じていますか?

私、どこでも楽しめる人なんだなというのを感じていて。あと、一人の時間がないと無理な人なので、困っている部分はないし、本当にありがたい環境にいさせていただいているなと思います。お仕事もプライベートも楽しくやらせていただいているので、すごく幸せに感じています。

充実しすぎて、すごく楽しくてありがたいはずなのに、それが普通になっているということがびっくりで。悩みとかもあまりなくて、楽しく伸び伸びやれている現実が自分では信じられなくて、本当にうれしい限りです。

――最近は漫画「1年後のウェディングドレス」の原作も発表されました。

元々ファンの方へのメール(サービス)などで小説を書いて出していたので、そういう部分で自分の妄想が(漫画原作に)つながったのかなと思います。

テレビ朝日さんの番組「バズマンTV」(毎週水曜深夜0:45-1:20、テレビ朝日)でやらせていただいているので、自分もここからどうやって大きく進むのか分わからないんですけど、連載することはもう決まったので、まずはたくさんの方に読んでいただいて、私のたくさんの妄想を伝えられたらと思います。

田中美久 撮影:金澤正平
田中美久 撮影:金澤正平

アイドル時代にソロ曲なし…「歌を歌いたい」

――では、今後の田中さんの活動を“妄想”していただくとしたら、どんな感じでしょうか?

私はいろんな役をやるというより、決まった役、「こういう役をだいたいやっているよね」というのが多いので、それを極めつつもいろんな役を演じられる役者になれたらなと思っているんです。今はそのイメージや、「グラビアの子だ」とかあると思うんですけど、いろんな役ができるカメレオン俳優というか、そういう人になれたらいいなと思います。

でも、見てくださっている方がこうだよねと言ってくれること自体がそもそもうれしいので。イメージがついたり、つかなくてもいろんな役ができたり、演じること自体が楽しいので、どうなりたいというより、他の役者や作品の邪魔にならなければいいなと思っています。主役とかじゃなくても、親友の友達役とかでも、「よく出てるよね」と言われる子でも、本当に役を演じていること自体が楽しいので。

――まだまだ経験を積んでいる途中だと。

そうですね。だから積んでいって、勉強をたくさんさせていただいているので、正解はないと思うんですけど、自分が正解と思えば正解かなと思っているので、とりあえず努力し続けて頑張っています。

――他に挑戦したいことがあれば教えてください。

歌を歌いたいなと思っています。アイドル時代、私ソロ曲が1曲もないんです、シングルで。だからこそ、シングルで自分の曲が出せたらいいなと思っています。やっぱり音楽が大好きで、日ごろずっと音楽も聞いているので、作詞を書いたり、作曲さんとかと協力したりとか、いずれかはそういう歌を出せたらいいなと思います。

田中美久 撮影:金澤正平
田中美久 撮影:金澤正平

“タコの踊り食い”がやりたい

――では、プライベートでやってみたいことはありますか?

夏は終わっちゃうんですけど、バーベキューと魚釣りには挑戦したいです。魚釣り好きなんですよ。あとは、もう面倒くさがり屋なので休みがあってもベッドでゴロゴロする時間が超大好きなんです。

バーベキューをする時に人を誘うの面倒くさいんですよね。自分がやりたいと思ったら、何人か誘って、スケジュールをみんなで合わせてっていう管理をしなきゃいけなくなっちゃうじゃないですか。なので、お仕事でプライベートっぽいことができたらいいなって(笑)。

――そういう番組ロケなどあるといいですね。

そうですね(笑)。あと、今の願望なんですけど“タコの踊り食い”がやりたいです。動いているタコを食べたいなって。タコとかそういう系が大好きなんですよね。なので、それで動いていたら面白そうだなと思っていて、そういうのに挑戦したいです。

――なるほど…。

ちょっとアスレチックなことにも挑戦してみたいです。オーストラリアで海に入ったんですけど、すごく楽しくていいなと思ったから、海に入ってウニを掴んだりしたいです。

――ゴロゴロするのが好きなのに、いろいろ挑戦したいこともあるんですね。

やるまでが面倒なんですけど、いざやったら絶対に楽しいので、できたらいいなと思っています。

“応援してください”というよりも“応援したい”と思えるような存在に

――では、最後に読者へメッセージをお願いします。

ぜひ、私の満足のいく写真集を見て、より好きになっていただきたいなと思うのと、タイトル通り「気ままに。」私らしく、伸び伸びとこれから活動していくので、背中を押してくださったり、付いてきてくださったらうれしいです。

“応援してください”というよりも“応援したい”と思えるような存在になれたらいいなと思うので、田中美久の性格だったり、田中美久の存在だったりが好きと言われるような人になれるように頑張るので、ずっと見続けてくれたらいいなと思っています。

田中美久 撮影:金澤正平
田中美久 撮影:金澤正平
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