1. トップ
  2. レシピ
  3. 株価急落後の今こそ思い出したい、NISA投資で「やってはいけないNG行動」5選

株価急落後の今こそ思い出したい、NISA投資で「やってはいけないNG行動」5選

  • 2024.9.11

8月の歴史的な株価急落で、新NISA投資を辞めてしまおうと思った人もいるだろうが、成功している投資家からすると、それはよくないことだ。相場が荒れた時に初心者が取りがちなNG行動が5つある。

■NG行動1 相場変動に一喜一憂して売ってしまう「ろうばい売り」

新NISAは長期投資を意図してするもので、相場変動による損益を必要以上に気にすることはなく、ましてや慌てて売ってしまう、狼狽(ろうばい)売りはもっとも避けたいNG行為だ。

特に「つみたて投資枠」は非課税枠を使い、長期投資で資産形成をするものだ。目先の損益に意味を見出すのではなく、安い時に買えるほうが将来のリターンは上がると考えたほうがいい。

たとえばリーマンショックもコロナショックも、今振り返ればその時が「買い時」だったといえる。

■NG行動2 短期売買を繰り返す

NISAでは、非課税枠と無期限の投資枠が魅力なので、短期売買を繰り返すのは避けたほうがいい。

短期売買は、同じ日に売買するデイトレや数週間から1ヵ月程度で売買するスイングトレードなどがあり、これも投資手法の1つではあるが、初心者には簡単ではない。

そもそも短期トレードの利益は値幅がそれほど大きくない。「成長投資枠」で小さい利益を狙った短期売買は、制度の旨味を引き出せずもったいない。

■NG行動3 枠を一気に埋めようとする

「成長投資枠」では1年で240万円投資できるが、その枠いっぱい一気に買うことはやめておいたほうがいい。たしかに一気に買うことがいい場合もあるが、今年の市場の乱高下を見てもわかるように、投資の専門家でも相場の転機を当てるのは難しい。

投資枠は基本的には一括で使わず、年数回、もしくは大きく下げたときなどに絞って使ってみたほうが長期のリターンは安定する可能性が高そうだ。

■NG行動4 誰かにおすすめされた株を何も考えずに買う

証券会社やSNSで推奨されている株を、しっかりと調べずに買うのもNG行動といえる。

どんなに良さそうな銘柄でも、自分なりに調べて買うべきだ。もし株価が下がっても、自分にその銘柄を勧めた人は責任をとってくれない。

もしも短期トレードしたり、おすすめ株を買ったりするなら、せめてNISA枠以外で行うのがいいだろう。

■NG行動5 配当利回りの高さだけで買う

NISA枠に配当利回りが高い株を検討するのは悪くないが、配当だけで買うことはNGだ。というのも、減配や無配になるリスクもあるためだ。

自己資本比率など財務の安定性をチェックし、業績の安定性もチェックしておきたい。

まず覚えておきたいのは、これらの5つのNG行動を取らないこと。時間軸を長く持ち、NISAの制度メリットを最大に享受するために、どう行動すればいいか冷静に見極めよう。

文/編集・dメニューマネー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる